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イギリスの田舎四季折々・春
2013/04/24(Wed)
四季折々、イギリスの田舎は季節の移ろいとともにさまざまな表情を見せてくれます。季節を追いながらそれぞれの季節ならではのイギリスの田舎の風物詩をスケッチしてご紹介していきたいと思います。まず、今回は、春……。


イギリスの春は、サマータイム(夏時間)やイースター(復活祭)とともにやってきます。イギリスのサマータイムは、毎年、3月最終週の日曜日の深夜午前1時にはじまります。実際には、時計を1時間進めるだけなのですが、その日を境に日没が1時間遅くなり、ぐっと日が長くなったように感じます。


イースターは、十字架にかけられたイエス・キリストの復活を祝うキリスト教のお祭りです。毎年、何月何日と決まっているわけではなく、春分後の満月の次の週末と定められているので、月の満ち欠けによって多少早くなったり遅くなったりします。早い年は3月の下旬、遅い年は4月の中旬の週末にイースターがやってきます。イースターの週末の前日の金曜日がグッドフライデー(Good Friday)、週明けの月曜日がイースターマンデー(Easter Monday)の祝日となり、4連休となります。


このサマータイムとイースターがやってくると、いよいよイギリスの行楽シーズンの幕開けです。冷たく凍てついて気の遠くなるほど暗く長かった冬のトンネルをぬけだして、春=「Spring(はずむ)」の文字通り、イギリスの人々は、心はずませて到来した春の中へ飛び出していきます。

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自然の中に足を踏み入れると、冬のあいだ、茶色く枯れていた草や木の葉がいっせいに萌えたって、目のさめるような新緑であたりの景色をいろどっています。

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ガーリックの強いにおいがたちこめていると思ったらせせらぎぞいの木陰にワイルドガーリックの可憐な白い花が開いていたり、わらびが冬枯れた大地の底からゲンコツの形の頭をすっくともたげていたりします。イギリスの人は食べないようですが、このワイルドガーリックもわらびも食用になります。

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日本でも見かけるスミレやタンポポもよく見かける野の花ですが、イギリスの春と言えば、ブルーベル。森陰一面をブルーベルの花が埋めつくしている風景に出会うこともあります。


野原に足を進めると、牧草地の緑もあざやか。

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牧草地の緑にまじって指先ほどの可憐な黄色い花が咲いているのを見かけることがあるかもしれません。そのありふれた野の花バターカップには不思議な力が宿っています。バターカップの花をだれかさんのあごの下に持っていき、もしあごの下が黄色く染まって見えれば、そのだれかさんはバターが好きなのだとバターカップが教えてくれるです。ですが、どうやら春の明るい陽光に照らされる野原では、バター嫌いの人は見あたらないようですよ。

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春の牧草地では、パブリックフットパスの道しるべや農家のゲートなどで、こんな注意書きに出くわすことがあります。


春は、子羊ラム(Lamb)の生まれるシーズン(Lambing Season)。農家と親羊にとっては、1年で1番神経質になる時期なのです。親羊と子羊たちに危害をくわえたり、驚かせたりしないようにする気遣いが必要です。実際、まだへその緒をぶらさげているようなほんとうに生まれたての子羊にも出くわしたりしますからね。とは言え、やっぱり、子羊を見かけると、ついつい足を止めてしまいます。

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そして、向こうも、こんなふうに足をとめてくれると嬉しくなって話しかけてみたりね。

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春の野に、新しい命をさずけられるのは、どうやら子羊だけではないようです。

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もしかすると、この子うさぎがイースターバニーなのかもしれません。言い伝えによると、イースターバニーが子供たちにイースターエッグを運んでくるとされています。イースターエッグはイースターのお祝いに子供たちがもらう卵。昔はゆで卵に色が塗られたものでしたが、今は卵の形をしたチョコレートです。イースターが近づくと、お菓子屋さんの店先やスーパーの棚に所せましとならびます。


春の野には、日本でもおなじみの花も……。

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日本と比べると気候が寒いせいか。スイセンの時期もいささか遅いような気がします。

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今の日本では、あまり見かけなくなったかもしれませんが、イギリスの春の野原には新緑の緑の中に色鮮やかな黄色いパッチワークをほどこしたかのような菜の花畑が出現して人目をひきます。この菜の花の菜種からとれた油が、イギリスの伝統的なファーストフード、フィッシュ&チップス(白身魚の巨大天ぷらと太っちょフライドポテト)の揚げ油になるのです。

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菜の花の収穫が終わるころイギリスの春は行き、夜の10時をすぎてもまだあたりの明るい1年で1番活気に満ちた夏を迎えます。






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ヴィクトリア&アルバート博物館とウエストミンスター散歩
2012/12/07(Fri)
ロンドン滞在の2日め(1日めは、こちらこちら)、


「今日は、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館にするか?」


と、イアンが言うもので、
とくに行きたいところもないわたしは、


「うん。いいよ」


というわけで、地下鉄の
サウス・ゲンジントンの駅で下車したところ、
地下道を歩いていると館内へ直結していました。

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ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館
(Victoria and Albert Museum)
は、
世界中から集められた美術・工芸・デザインなどの
400万点に及ぶ収集品を所有しているとのこと。


大英博物館(British Museum)の所蔵品は
800万点ほどらしいので、ほぼ半分といったところ。
ですが、大英博物館で展示されているのは15万点ほど。


ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の
展示品の数については不明ですが、
大英博物館にひけをとらない数なのではないかと。


全部の展示品をていねいに見てまわると、
こりゃ、とてもわたしのオツムには入りきらない~!
という事態におちいりそうなので、


とにかく、早めに、
好みの方面をおさえておくことにしました。
とくに行きたいところがあるわけでないわりには、
ちゃっかりしているわたし。


お目当ては、ガンダーラ仏。

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アレキサンダー大王の東方遠征によって
東西の出会いが生んだヘレニズム文化。


現在のパキスタンはペシャワールの辺りで
花開いたガンダーラ美術の仏さまの
おだやかで気品に満ちたエキゾチックなご尊顔を拝すと、


♪そこに行けば、どんな夢もかなうというよ~。


と歌われるのも、うなずけるような気がいたします。


♪だれもみな行きたがるが、はるかな世界~。


現代では、あまり治安がよろしくないようなので、
行きたがる人はそういないかもしれないですが。


それに、イアンのペシャワール出身の友人によると、
ブラディ・ブリティッシュ(いまいましいイギリス人)によって、
自分の国から略奪された盗品という
かなり物騒なことにもなるのではありますが。

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おお、こちらの仏さまは、
また、妖艶な色香をただよわすほどの麗しさ……。

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大理石の階段を踏みしめて2階へ足を進めると、
これは、イギリス国内の教会からの略奪品?
それとも、献上品なのでありましょうか。

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人々の心を救済するために生まれた宗教は、
芸術をはぐくむ揺りかごでもあるようですね。


ところで、館内にならぶ展示品とならんで、
わたしの目を奪ったのは博物館の建物自体。

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どうやら、ここから見おろせる
ドーム屋根の真下が正面玄関の
案内カウンターのような。

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「出てみよう~」


このような壮麗な内装の博物館、
外から見るとどんなだろうと思ったのでした。


そして、それはもう、期待を裏切らない、



うわぁ~っ!



と、度肝を抜かれるほどの巨大さだったもので、
とても入りきりませんでした
コンパクトカメラのレンズのなかには……。

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何とかおさまったのは、入り口のみ。


片側2車線だったか3車線だったかの
交通量の多い道路を横断して、
向こう側にわたれば、


全貌とまではいかなくても、
おおよその外観がわかるくらいの
写真は撮れたような気もするのですが、


見あげる博物館の建物の背後には、
ぬけるような青空が……。


イギリスにはめずらしいこんなお天気に、
屋外にいるだなんてもったいない。
博物館見物はお天気悪くてもできるんだから、


「外を散歩しよう~」


というわたしの意見には
同意したものの、


「まだ日本の展示室を見ていないじゃないか」


とイアンが言うもので、


また、どうせ鎧兜(よろいかぶと)や日本刀、
根付に、陶磁器がならんでいるのだろうと思っていると、
案の定……。

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どうしたわけだか、十二単とかって、
あんまり見かけないですね。


ところが、こんなのありましたよ。

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スイートロリータと紹介されてましたが、
それが何やらよく把握していないわたし、
一応、日本人、なのですけれど……。


でもって、パンクロリータに、ゴシックロリータなのだとか。

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古風なものより人目をひいているにもかかわらず、
このロリータたちは期間限定の展示物のようでありました。


実は、このあとも、
この博物館の名前に冠されている
ヴィクトリア女王とアルバート公関連の展示なども
見てまわったのですが、


すでに見物したもので頭がパンク状態なのと、
外の青空が気が気ではないのとで、
ウエストミンスター駅にむけて、
地下鉄に飛び乗ったわたしたちなのでした。


というわけで、
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館を
もう少しゆっくりごらんになりたい方は、
博物館のサイトの日本語のページを、どうぞ~。


さて、地下鉄のウエストミンスター駅から
地上にはい出たところ、
素晴らしい青空のもとには、ロンドンアイ。

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そして、ふり返ると、ビッグベン。

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ロンドンバスと国会議事堂が
ころ合いよくカメラにおさまらないかな~。
とがんばってみたのでしたが、


歩道上は観光客でごったがえし、
車道は雑多な車でごったがえし、
こんなところがやっと。
せっかくのお天気なのにな~。


と、そこへ、



ゴォ~~ン!



ビッグベンが、午後1時を告げる鐘の音が。


おお~っ。
毎晩、6時のBBCニュースのはじまりに、
耳にするのと、まったく同じです。


そのニュースの中でBBCのレポーターが、
国会議事堂内からレポートをすると、
観光客らしき人影がふらふら。


そして、その背後に見える背の高い壁面、
何とも込み入った浮き彫りになっていて、
近くで見てみたいなあ~。
と思うことがしばしば。


なもので、ロンドンへ行ったら、
国会議事堂に入ってみたいと思っていたのでしたが、
いえいえ、予約を取っておとかって大げさな見学ではなく、
もしふらりと訪れることができたならということで。


イアンは、労働組合からロビー活動に行ったことがあるもので、
連れてってやるよ、なんて簡単そうに言っていたのでしたが、
どうやら国会の会期中でないと入れてはもらえぬようです。


というわけで、
国会議事堂は、外壁のみながめてきました。

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それでも、やっぱり、すごい。


そのあとは、官庁街を北上することに。

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首相官邸のあるダウニングストリート。
ゲート内を進行中の車の先の
黒い建物の10番が首相官邸です。

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その先のホーズガーズの衛兵さん。

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入れかわり立ちかわり観光客が
この衛兵さんのかたわらに立ち、
ポーズとチーズを決めてスナップショットに
おさまっているのですが、


表情ひとつ変えず、
身動きひとつせず。


その背後の掲示板いわく、


注意

馬がけったり、
かみついたりしても、
あしからず。サンキュー



にこりともせず、ジョークをかます。
ここは、やっぱり、イギリスの首都ですね。


おや、前方に見えてきたのは、

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トラファルガーの海戦で
フランスとスペインの連合艦隊を撃破したにもかかわらず、
海戦に命をささげたネルソン提督の記念碑とトラファルガー広場。

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ネルソン提督の記念碑の背後には、
ナショナルギャラリー(National Gallery)もあったのですが、

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「ダメダメ、今日はもう満杯~」

イアンも、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館の見物で
頭がパンク状態だったみたいで、


このあと、わたしたち、さらに北上し、
夜に出かけることになっている
ミュージカルの劇場の位置をたしかめに
レスタースクエアに向かったのでありました。






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...................家族メンバーのご紹介...................
2007/04/28(Sat)
わが家の家族メンバーをご紹介します。
ほのぼの+能天気系の3人家族です。


*イアン(夫)*

「イアンちゃん」、または、「父さん」と呼ばれる。
スコットランドのマル島生まれ、グラスゴー育ちのスコットランド人。

趣味は、パソコンとカメラと田舎歩き。
週末には、キッチンにも立つ。

スコットランド訛りの英語を話す。
日本語は片言、平がななら何とか識別できる。

青い目とシルバーグレーの頭髪をもつ自称21歳の熟年青年。
お腹は出っぱってきたものの黙っていればイギリス紳士で通る、
かもしれない。




*みやこ(妻)*

「ミヤッコォ~」、または、「みやこちゃん」と呼ばれる。
英語は中学時代からとずっと苦手だった。

それなのに、気がついたらイギリスに永住するはめに……。
イギリス在住15年以上になるが、英語は苦手なままである。

趣味は、読書と田舎歩き、
息子ユインといっしょに日本語の勉強をすること。

それから、ときどき、
お菓子作りと折り紙。




*ユイン(息子)*

1993年12月13日生まれ。
得意な教科は、数学と理科。
苦手な教科は、英語と国語。

英語がネイティブのほどほどバイリンガル。
趣味は、パソコンゲーム。
おかげで幼少よりメガネが生活必需品。

メガネは「ハリー・ポッター」でいこうと丸いフレームを選ぶも、
よくよく見ると「のび太」なのであった。
性格も、のび太に負けずおとらずののんびり屋。




一家そろって、よろしくお願いします!


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