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グラスゴー大聖堂&聖マンゴー宗教博物館
2014/02/25(Tue)
短い冬の日が傾こうとするのと
競い合うかのように、
グラスゴーの街の中心から
東へ足をのばしました。


正面に見えてきたのが
目的地のグラスゴー大聖堂(Glasgow Cathedral)。

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ですが、まずは、
大聖堂広場キャセードラルスクエアをへだてた
こちらの博物館へ。

P1140516z.jpg

聖マンゴー宗教博物館
(St Mungo Museum of Religious Life and Art)。
こちらは大聖堂側の入り口で、
道路に面した反対側にも入り口があります。


6世紀に生まれた聖マンゴー(Saint Mungo)は、
グラスゴーの街と大聖堂の礎を築いた
グラスゴーの守護聖人です。

P1140510z.jpg

博物館内には、地元スコットランドにとどまらず
世界各地のさまざまな宗教や宗教美術、
宗教が人々の暮らしに果たしてきた役割などを
知ることのできる4つのギャラリーがあります。

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その中で、
ふと、目にとまり、
足を止めたのは、こちら。

P1140508z.jpg

なぜ……。

P1140503z.jpg

と思って、説明に目を通してみると、


お内裏さまとその奥方、
つまり、日本のエンペラーとエンペレスは、
その昔、神として拝められていたとのこと。


なるほど。
だから宗教博物館に
展示されているってわけなのですね。


しかし、こんなところで、
懐かしいお雛さまに出会えるとは。


博物館でよく見かける日本の展示物って、
多くの場合、ヨロイカブトにネツケって
感じですからねえ。


高貴にして、
何ともおだやかなおもざしのお雛さまに、
ほっと心がなごむようでした。


さて、マンゴー博物館を一巡したあとは、
お目当てのグラスゴー大聖堂へ。

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礎を築いたのは聖マンゴーですが、
グラスゴー大聖堂の建物自体は、
12世紀から建造がはじまりました。

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スコットランドのゴシック建築の好例とされ、

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スコットランドの島々をのぞく
メインランドの大聖堂としては、
唯一、宗教改革を生きのびたこの大聖堂。

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随所にその古さをうかがい知ることができます。

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イギリスの大学では4番め、
スコットランドでは2番めに古い
グラスゴー大学もこの大聖堂に
併設されたのがはじまりなのだそうです。

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さらに、地下へ。

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薄暗い地階には、
聖マンゴーの墓石が
安置されています。

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再び地上へ石段をのぼっていくと、

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まばゆいばかりに
お日さまの光があふれていて……。


この場所が神の国へと導いてくれる
地上の入り口だと信じられたことも
うなずけるような気がするのでした。


大聖堂を出ると、

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東の高台に望めるのは、
ビクトリア朝時代に造られた
グラスゴーの共同墓地ネクロポリス
(The Glasgow Necropolis)。


3,500におよぶモニュメントの地下には
5万人の人々が永眠しているとのこと。


時間があったら見て回りたかったのですが、
遠めにながめて、
グラスゴー大聖堂をあとにしました。






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リバーサイドミュージアムへ行こう!
2014/02/23(Sun)
「グラスゴーへ行くなら、
リバーサイドミュージアムへ行こう!」



なんてことになったとき、
てっきり、グラスゴーに
新しくできた博物館だと思ったら、


クライド川のほとりに移転した
交通博物館だとのこと。


なあんだ。
交通博物館なら、
すでに何回か出かけていて、
もういいかなという感じ。


ところが、この新生交通博物館、
バクダッド出身の気鋭建築家
ザハ・ハディド(Zaha Hadid)女史の
設計によるものだとわかって、


これは、ぜひ、ひと目見てみたいと、
興味津々で足を運んだのでした。


(ちなみに、
東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場も、
同氏の設計で建設されるのだそうですね)

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さすが、世紀の建築家ザハ・ハディド、
移転以前の倉庫を思わせる交通博物館に比べると、
何とも斬新でスタイリッシュなデザイン。


それは外観だけではありません。
博物館内に一歩足を踏み込むと、

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お天気のよくないこんな日にも、
広々とした空間を抱き込んだ館内は、
自然光がふんだんに反映される造りになっていて、

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展示物のディスプレイの仕方も、
目を見張らされるばかり。

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22のギャラリーに
世界各地から集められた8,000点に及ぶ
さまざまな乗り物が展示されています。

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世界最古の自転車とか、

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なるほど、霊柩車も乗り物なら、

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乳母車も、乗り物。


キルヴィングローブ・アートギャラリー&ミュージアム
(Kelvingrove Art Gallery and Museum こちらこちら)に
隣接していたころは、その陰に隠れた地味な存在でしたが、


2011年6月に
リバーサイドミュージアムとして
再オープンして以降、


2012年には、
European Museum Academy Micheletti prize
for best European Scientific, Industrial
and Technical Museum
(原語で失礼します)、
という賞を受賞し、


2013年には、
European Museum of the Year
という賞を受賞しています。


そして、川沿いに移転したことにより、
新しいアトラクションが加わりました。

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1896年に地元の造船所で建造された
帆船グレンリー(Glenlee)。

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現役時代の内部が再現され、

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リバーサイドミュージアム同様、
無料で見学できます。

IMG_3360z.jpg

グラスゴーは観光都市ではない
などと言われたりもして、
正直のところ、
同感だったりしたわたしでしたが、


今回、観光スポットを
あちこち回ってみるにつれ、
おや、そんなこともないぞと
グラスゴーを再認識させられました。


お天気にも恵まれず、
底冷えのする日ではあったのですが、


もう一箇所、これまでに訪れたことのない
グラスゴーの観光名所グラスゴー大聖堂に
足をのばしてみることにしました。


次回は、そのもようをお届けします。




リバーサイドミュージアム(Riverside Museum)
100 Pointhouse Place, Glasgow, G3 8RS
月曜日-木曜日:10am-5pm
金曜日:11am-5pm
土曜日:10am-5pm
日曜日:11am-5pm
TEL.:0141 287 2720
サイト:http://www.glasgowlife.org.uk/museums/riverside/Pages/default.aspx






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マッキントッシュの家を訪ねて
2014/01/26(Sun)
グラスゴーが生んだアールヌーボーの建築家
チャールズ・レニー・マッキントッシュがデザインした
ウィローティールームに続いて、


今回は、マッキントッシュ夫妻が
1906年から1914年まで暮らした自宅
マッキントッシュ・ハウス(The Mackintosh House)を
訪ねたときのもようをご紹介します。


その自宅、グラスゴー大学のキャンパス内の
ハンタリアン・アートギャラリー(Hunterian Art Gallery)に
併設されています。

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英語によるガイドツアーのみですが、
日本語の案内カードも用意されています。

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こちらが、マッキントッシュ・ハウス。
玄関のドアは閉め切りになっていて、
先のハンタリアンアートギャラリーの中から
内部へ入ります。


ガイドさんの説明によると、
オリジナルの自宅は100メートルほど離れた場所に
あったものを現在の地に移転したとのこと。


外観は実際の家とは異なるものの、
内装や家具類はマッキントッシュ夫妻が暮らしていた当時を
忠実に再現してあるのだそうです。


残念ながら内部の撮影は禁止。
ですが、ハンタリアンアートギャラリーのサイトで、
その一部がご覧になれます。


こちらをクリックして、
表示された画面の写真の右上にある矢印ボタン、
あるいは、画面下にならんでいる写真をクリックすると、
それぞれの写真が拡大され、各部屋の説明が表示されます。


各部屋の設計や内装、家具類は、
マッキントッシュ夫妻によるもの。


それぞれの部屋の随所に、
夫妻がこの家に注ぎ込んだ細やかな愛情と、
ほかに類を見ない才能が感じられました。


これまで、この近くにある
キルヴィングローブ・アートギャラリー&ミュージアム
(Kelvingrove Art Gallery and Museum こちらこちら)や

マッキントッシュの作品が多く展示されている
スコットランドの建築、デザインのセンター
ザ・ライトハウス(The Lighthouse)も訪れたのですが、


この自宅を訪れるまで、
マッキントッシュのデザインよいなと思っても、
ファンというところまではいかなかったのですが、
今回、すっかり魅了されてしまいました。


マッキントッシュ・ハウスを見て回りながら、
マッキントッシュ夫妻のような才能があったらなあ。


その才能で設計し、内装をほどこした家で、
手作りの家具に囲まれて暮らすことができたらなあ
なんて考えてしまいました。


グラスゴーにマッキントッシュゆかりの
観光スポットは数々あれど、
このマッキントッシュ・ハウスお勧めです。


マッキントッシュのデザインがお好きな方は、
ウィローティールームと合わせて、
ぜひ訪ねてみてください。


それから、さらにお時間のある場合は、
マッキントッシュ・ハウスと同じく
グラスゴー大学のキャンパス内にある

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ハンタリアン・ミュージアム(Hunterian Museum)へも
足を運んでみられてはいかがでしょうか。

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さすが、1451年創設、
560年あまりの歴史を誇るグラスゴー大学。

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ちなみに、
オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、
セント・アンドルーズ大学に続き、
イギリスで4番めに古い大学だけあって、

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建物の風格と重厚さには、
まったく舌を巻いてしまいます。

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大学の創設ほど古くはありませんが、
1807年にオープンした
このハンタリアン・ミュージアムも、

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スコットランドの公共の博物館としては
最も古い歴史を誇る博物館とのこと。

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建物も含めて
一見の価値ありです。

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ハンタリアン・アートギャラリー(Hunterian Art Gallery)、
マッキントッシュ・ハウス(The Mackintosh House)、
ハンタリアン・ミュージアム(Hunterian Museum)の
開館時間は、火曜日から土曜日:10.00am – 5.00pm、
日曜日:11.00am - 4.00pm。月曜日は閉館です。


また、マッキントッシュ・ハウスの
最終ガイドツアーは閉館の1時間前からとなっているので
注意が必要です。


入館料はいずれも無料ですが、
ハンタリアン・アートギャラリーの特別展のみ有料です。
さらに詳しい情報は、こちらのサイトでご覧ください。






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ウィローティールームとカーレンスキンク
2014/01/18(Sat)
グラスゴー出身の建築家&デザイナー、
チャールズ・レニー・マキントッシュが
インテリアデザインを手がけたことで知られるウィローティールーム。

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そのメニューをのぞいていたところ、
食べものに関しては目ざといわたしの目に、
「Cullen Skink served with Rustic Seeded Roll」
という何とも魅力的なメニューが飛び込んできたのでした。

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Cullen Skink(カーレンスキンク)」とは、
地元スコットランドの郷土料理のひとつ、
燻製のハドック(タラの一種)とじゃがいものスープ。


Rustic Seeded Roll」って、
種子類が焼きこまれている
リュスティック(Rustic)なのじゃあ?


近ごろのわが家のブームは、
まさに、リュスティックとスープの組み合わせ。
こりゃあ、一度、試してみなければと、

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やって来ましたウィローティールーム。

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一階は、ギフトショップになっていて、

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階段をあがっていくと……

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百年ばかり時間をさかのぼったかのような
ティールームが迎え入れてくれたのでした。

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メニューをひろげ、躊躇なく注文したのは、
「Cullen Skink served with Rustic Seeded Roll」

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カーレンスキンクは、舌触りなめらかでクリーミー。
なのに、乳製品のくさみはまったくなく、
主役の燻製ハドックとじゃがいもの味が活きてます。
リークとベーコンも入っていました。


リュスティックは、
日本でリュスティックと呼ばれているフランスパンの一種ではなく、
やわらかなパン生地のテーブルロールでした。
イギリスのパンにしては珍しくきめ細やかでしっとり。


トッピングされている種子類は、
ヒマワリ、ゴマ、ポピーシード、
フェンネルシードが独特の芳香をそえています。


カーレンスキンクもリュスティックも、
ウィローティールームの雰囲気に負けず劣らずの
洗練されたお味に大満足。


ウィローティールームを再訪することがあったら、
リピートしたいなと思ってます。


ちなみに、このウィローティールーム、
グラスゴーの街に2店舗お店をかまえています。


今回訪れたのは、
1903年にオープンしたオリジナルのお店、

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217 Sauchiehall Street, Glasgow, G2 3EX
月曜日‐土曜日 9am-5pm
日曜日・祝祭日 11am-5pm



そして、もう一店舗は、
グラスゴーの目抜き通りブキャナン・ストリートにあります。

P1140473z.jpg
97 Buchanan Street, Glasgow, G1 3HF
月曜日‐土曜日 9am-5pm
日曜日・祝祭日 11am-5pm



アクセスがいいのは、こちらの方かも。
それぞれのお店の詳細については、
以下のウィローティールームのサイトをご覧ください。
http://www.willowtearooms.co.uk/






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ファイブシスターズの最高峰をめざす
2013/12/14(Sat)
スコットランド滞在も最終日、
今日を逃すともう後がない。

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グレンシール(Glen Shiel)の
谷底の道を通るごとに
ため息まじりに見あげる
ファイブシスターズの峰々。


(ファイブシスターズ(Five Sisters)は、
グレンシールの谷の北側にそびえる5峰、
Sgùrr na Ciste Duibhe、Sgùrr na Càrnach
Sgùrr Fhuaran、Sgùrr nan Spàinteach、
Sgùrr nan Saighead)

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(グレンシールの谷底を走る道路とファイブシスターズの向かい側の山なみ)


緑の屏風岩のように切り立った
その急斜面を正面から一気に登り、
尾根沿いを歩く計画を立てていたものの、


ザ・サドル(The Saddle)への
岩場の尾根を断念した
わたしには荷が重そう。


正面の急斜面、登りきれても、
尾根の岩場で立ち往生してしまったら、
後退するのはほぼ無理。


というわけで、
正面東側からの
尾根縦走計画はキャンセルして、


西側背後から後退可能なルートを
行けるとこまで行ってみよう~。
ということにしたのでした。


イアンとふたり、
それぞれにおにぎり弁当を背おい、
ミッジの飛びかうせせらぎ沿いの
山道をえっちらおっちら。

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まずは、ファイブシスターズの
西端の尾根まで登りきったところで、
どこまで行くか決めることにして。


ふと、ふり返ると、

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湖水のような海の入り江に
空と山陰のリフレクション。
満点のお天気ではないけれど、
じゅうぶんにきれい。


また、何かに呼ばれたような
気がしてふり返ると、
カメラをかまえずにはいられない。

P1130344z.jpg

とりあえず、
最初の峰まで行くことにしたものの、

P1130371z.jpg

このくらい尾根なら
わたしでもだいじょうぶ
みたいな感じがしていたところへ、
イアン。


「ここまで来たなら、
いっそ、あそこまで行かないか?」



遠めに見あげるあそことは、
ファイブシスターズの最高峰、
スカーウレン(Sgùrr Fhuaran)。


標高は1067mとは言え、
海抜0mから登ってきたので、
登りは、正味1kmあまり。


ザ・サドルより高く、
もちろん、ムンロー(Munro)の1峰。


(ムンローとは、3,000フィートを越す
スコットランドの山の峰々のこと。
詳しくは、こちらをご覧ください)


「うん。行こう行こう~」


と、軽く同意したものの、

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(グレンシールからファイブシスターズを隔てた北側の谷)


何だか行けば行くほど、
ファイブシスターズの最高峰、
なぜか遠のいていくような気も……。


でも、
ここまで来たからには、
今さらひき返せない。

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(何度もふり返って写真を撮っていた風景がいつか遠い眼下へ)


P1130385z.jpg
(イアンの指さす先には、ザ・サドルの頂)


とにかく、
ぐねぐねのぼったりくだったり、

P1130401z.jpg

岩場なんかもあったり、

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見おろすと、
ゾゾゾーってことも
あったりなんかしながら、

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ようやく、
ファイブシスターズの最高峰、
スカーウレンのてっぺんまで
あとひと息。                         ココ
                                 
P1130415z.jpg

ってところまで来たっていうのに、
ふいに足をとめ、
つっ立っているイアン。


その背なかに、


「どうかした?」


「心臓がバクバク言ってる」


えっ、ええ~っ!


「だ、だいじょうぶ~?」


いったい、こんなこところで、
イアンに何かあったらどうするの。
心臓発作なんか起こさないでよ~。


それまで、こんな山々の絶景を
わたしたちだけで2人占め~。


なんて有頂天になっていた
わたしの背すじを冷たい悪寒が
おぞおぞと這いのぼってくるのです。


何しろ、
あたりには、人っ子ひとり、
人影はなし。


それまでも、その後も、
見かけた登山者は、
たったのひとり切り。


そのひとりも小走りで、
わたしたちが登ってきた方向へ
とうの昔に姿を消して久しいのです。


「だいじょうぶだよ」


と言いながら、
じっと立ち止まっていた
イアンが歩きはじめたので、
やっとひと心地。


ようやく、
午後2時すぎに、
スカーウレンのてっぺんへ。


ところが、そこへ、まるで、
その瞬間を待ちかまえていたかのように
足もとから吹き上げてくるミストで、
あたりがまっ白に……。


下界どころか
数メートル先も、

P1130429z.jpg

「何にも見えないよ~」


そのうえ、寒いし、
それより、帰りの道わかるかな~。


一歩足踏みはずしたら、
奈落の底へまっ逆さまなんて場所も、
あったよね~。


でも、お腹ぺこぺこ。


とにもかくにも、まず、
エネルギー補給をしないことには。


ってわけで、
凍える指先で海苔におにぎりを巻き、
空っ腹に詰め込んで、
いざ、しゅっぱ~つ!


何だかがんばった割には、
かなり悲惨なことになっちゃってるな~。
ほんとに無事におりられるかな~。


などと心細い思いをしながら、
ミストのからみつく足もとに
目を配りながらくだっていると、

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そのミストの向こうに
ほんのり明るみが……。

P1130454z.jpg

そして、じょじょに、
大パノラマの山々の雄姿が
姿をあらわしてきたのです。

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P1130458z.jpg

登ってくるときには、
背なかになっていて気がつかなかった
切り立った山の斜面も。

P1130504z.jpg

足もとを見おろすだけで、
目の前、くらくら~。
思わず息をのむ断崖絶壁。


写真に撮ると、
はがゆいほどに迫力を
欠いてしまうのですが、


生まれてこの方、
こんな断崖絶壁、
こんな間近で見たことない


みたいな
ドキドキする緊迫感が体全体に
じわじわと興奮と感動を呼びおこします。

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「来てよかったね」


「よかったね~」


無邪気にはしゃぐ
わたしたちの目の前には、

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斧で断ちわった
丸太の断面を見るような岩の山肌に
あわいミストが絡みついて。

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その神秘的な風景を見ながら、
感じていたことは同じ。


「また、来よう~」


「うん。絶対、来よう~」

P1130473z.jpg

今回は、
ちょっぴり山の怖さも
味わったけれど、


出会うごとに畏怖の念にうたれる
スコットランドの山々にますます魅入られて、
もうすっかりとりこなってしまったのでした。

P1130511z.jpg

足もとの悪い山道を、
あれ、こんなに登ったっけ?
と疑いたいほどくだりにくだって、

P1130508z.jpg

暮色につつまれようとする
下界へとたどり着いたのは、
午後6時半近く。


ふり返って見あげても、
すでに視界の彼方に姿を消している
ファイブシスターズの頂に、


「来年も、また来るよ~!」


と声をかけ、
再会を固く心に誓って、
帰途についたわたしたちなのでした。






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