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お客様は神様じゃあないが
2013/01/17(Thu)
総じてイギリスの店の
サービスはよくない。


店員の愛想はない。
プレゼント用の包装はしてくれない。


スーパーのレジでは、
お客は立っているのに
レジの店員は椅子に腰かけている。


ある日のこと、
一家でユインのメガネをつくりに
街のメガネ屋に行った。


イングランドでは、
検眼はメガネ屋で行い、
有料。


しかも、
検眼してくれるオプティシャンは
メガネ屋に雇われているので、


検眼に行くと、
必ずと言っていいほど
新しいメガネをつくらされる。


わたし自身も、
高い検眼料をぶんどられたあげく、
度数のほとんどかわらないレンズのメガネを
つくらされた苦い経験がある。


けれども、現在では、
「墓場まで」は責任を負いかねるイギリス政府も、
「揺りかご」から這い出たばかりの子供の医療に対しては、
今もそれなりの福祉を施している。


というわけで、
子供の検眼料は無料。
メガネ屋は検眼料のお代を親にではなく、
お上に請求するという仕組みである。


ところが、
レンズの一部とフレームに関しては
そうはいかなかった。


メガネをかけた
すらりと背の高い男子店員は、
申し訳なさそうに言うのだった。


「お子様のメガネにお代をいただくというのは、
まことに心苦しいのですが」



と案内された子供用フレームのコーナー。


有名デザイナーのブランドものは仕方がないにしても、
どれにもこれにも、
それはあんまりじゃあないという値札がぶら下がっている。


無言のまま、
思わず顔を見合わせるイアンとわたしだった。


そこへ、


「あのう……」


さっきの背のひょろ高い店員が
少しかがみ気味になってあたりの様子をうががいながら、
声をひそめてささやいた。


「他の店をあたってみられたら。
フレームも無料の店があるはずですので」
 


ふむふむ。
客寄せに子供のフレームも
無料にしている店があるらしい。
おいしい情報をありがとう。


「いえいえ、
わたしも当店のやり方に
不満をもっておりますので」



メガネの向こうで
すずやかな目がほほえんだ。


お客様を神様あつかいしないイギリスの店も
捨てたもんじゃあない。
ときには、強きにそむき、弱きを助ける
正義の味方の店員がいることもある。






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