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真偽のほど
2013/01/25(Fri)
セールスマンと同じくらいの頻度で、
チャリティーの募金集めの人がやってくる。


中にはちゃんとした会社のセールスマンや、
ちゃんとしたチャリティー団体の募金集めも
あるにちがいない。


けれども、
雑貨のつまったバッグを手にはしていても、
執拗に家の中をのぞきこんでみたり、


チャリティーをよそおった金銭の無心ではないか
と疑いたくなるようないかがわしい募金集めもある。


いかがわしいにしろ、いかがわしくないにしろ、
こういうたぐいの来客の場合、
むこうの言いたいことには口をさしはさまず
ひと通り耳をかたむけたあと、


「あのう……」


と、おもむろに切り出すことにしている。


「今、主人がいないものでわたしではちょっと。
おそれいりますが、5時以降に
もう一度ご足労願えませんでしょうか。
そのころには主人も帰っておりますので……」



と、たどたどしいながら
丁重な英語表現を駆使して、
ひかえめにほほ笑むことにしている。


故意ではない
このたどたどしさが、
なかなかよろしい。


これじゃあ、
まず話は通じないだろうと
踏んでくれるらしいのだ。


そして、「オーケー」とか
「サンキュー」という言葉を残して、
あっさりと引きあげてくれる。


しかも、そのセールスマンや募金集めが
5時以降にまいもどってくることはまずない。


なぜなら、その時間には
彼ら自身も帰途についているからである。
(5時以降に働くイギリス人はごく少数派)


ある日、
チャリティーの募金集め
とおぼしき若者がやってきた。


玄関先に立った
そのおっとりとした若者は、


「ぼくは、耳が聞こえません」


と言ってバインダーをさし出した。


一目見ただけでは、
何が書かれているのかよくわからなかった。


けれども、
視聴覚障害者の団体の募金集め
らしいことだけはわかった。


そこで、いつもの調子で、


「あのう、今、主人がいないもので
わたしではちょっと……」



と、はじめてみたのだったが、


「でも、そんなこと言っても、
あなた、耳聞こえないんですもんね」



と言ったら、
その募金集めの若者、
大きくうなずいて、





「はいっ。聞こえませんっ!」









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