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イヌとネコとでは、どっちがかしこい?
2014/01/21(Tue)
答えが
わかりきっている質問なのに
してしまうことがある。


そのうえ、返ってきた答えが
わかりきっていると思っていた
自分の答えとちがっていることだってある。


例えば、


「イヌとネコとでは、
どっちがかしこい?」



わたしの答えは、
もちろん、犬。


理由は、
イヌは人の言うことをきくし、
介護犬や救助犬など
人の役立つ仕事をするイヌもいるから。


わたしでなくても、日本人なら、
まあ、こんなところが妥当な答えになるのでは
と思う(のですが、いかがなものでしょうか?)。


じゃあ、イギリス人なら?

 

思ったわけでもなかったのだが、


ある日、わが家のイギリス人に、
この質問をしてみたところ、


いとも、あっさりと、


「ネコだよ」


「えーっ。
どうして、どうしてよーっ?」



白と言えば、黒と言う。
黒と言えば、赤と言う。
いつものへ理屈がはじまるのかと思ったら、


そんなこと、
わかりきったことじゃあないか
というまじめくさった顔をして、
イアン、


「だって、ネコは
人の言うことになんかには耳もかさず、
自分のしたいことをしたいようにするだろ」



なるほど。
それも一理ある。


そう思った瞬間、
めまいにも似た
軽いカルチャーショックを覚えた。


英語にも、日本語にも、
おそらくこの世に存在するあらゆる言語の中に、
「かしこい」という言葉は存在するのだと思う。


けれども、
何を「かしこい」ととらえるかは、
それぞれの国や民族の歴史がはぐくんできた
固有の社会や文化、


また、その中で育ってきた
個人個人によっても異なる場合がありうる。


さらには、同じ「かしこい」が、
まったく正反対の意味合いをもった言葉として
使われる場合だってあるかもしれないということに、
そのとき、はじめて気がついた。


だから、


「イヌとネコとでは、
どっちがかしこい?」



と、
聞かれた場合、
今のわたしの答えは、


「どちらも、かしこい」


そして、その理由は、
イヌは人に従順である。
人の言うことを素直に聞き、
人の役に立つからかしこい。


ネコは自分の意思によって行動する。
人に服従することも、おもねることも
しないからかしこい。


ただ、その答えは
人によってちがうのだと思う。


やっぱり、イヌだという人もいるし、
いや、ネコだという人もいる。
その理由もさまざま。


最も重要なことは、
その異なる答えのそれぞれが
正解なのだということ。


この世には、
最大、人の数だけの
正解が存在しうること。


さらに、
そのそれぞれの正解が
尊重されるべきである


ということをいつも、
心にとめておくこと。


それが、
この国にきて、
わたしがイアンと暮らすようになって、
教えられたことのひとつなのである。


ためしに、
ユインにも
このイヌとネコの質問をしてみた。


すると、


「う~ん。ネコかな」


やっぱり、イギリス生まれのイギリス育ち、
「かしこい」という言葉の受けとり方は、
個人主義の確立している欧米派なのかと思っていると、


「その理由は?」


という問いに、


「だって、ネコは教えられたところで、
ちゃんとオシッコとかウンコするじゃん」



そうか。
イヌは飼い主が散歩へつ連れてって、
その途中でウンコ拾ってるもんね。


中には、
拾わないふとどきな飼い主もいるけれど。


「ってことは、ユイン、
トイレのしつけができるから、
ネコの方がかしこいってこと? 
だったらイヌだっていろいろなことするよ」




「そうだねえ~。そう言えば、
イヌの方が人の言うことよくきくよねえ~」



「そうだよ、そうだよ」


ということは、ユイン、
実は、ご恩と奉公の封建社会と儒教精神に根ざした
親日派だったのかと思いきや、


「じゃあ、ぼく、わからないなあ~」


あとは、ソファの上で
くねくね体までくねらせながら
首をかしげるばかり。


この深遠な問いの答えを極めるには、
まだまだ人生修行の足りないユインである。










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