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子どもはおとなの父である
2014/01/21(Tue)
子どもの成長は速い。速いと感じる。
それはもしかしたら、
おとなが成長しないからなのかもしれない。


うっかりしていると
いつのまにか追いこされていて、
すごすごと後ろをついていくなんてことになりかねない。


まあ、子どもはそうでなくちゃあいけない。
英国ロマン派の詩人ウィルアム・ワーズワースも言っている。
「子どもはおとなの父である」と……。


学校から帰ってくるやいなや、
それまでパソコンの座席を暖めていた
わたしを追いやって、
パソコンの前に陣どるユイン。


イアンが帰ってくるまでパソコン画面にはりついて
お気に入りのサイトをチェックしたり、
パソコンゲームに興(きょう)じることに余念がない。


リビングのまん中に
学校カバンが放りっぱなしになっている
こともしばしば。


仕事から帰ってきたイアンが
それを見つけて声をはりあげる
こともしばしば。


という今日も、
仕事から帰ってくるなり、
イアンがパソコンに向かうユインにかけた第一声が、


「どうして、まだこんなところに
学校のカバンが転がってるんだ~っ!」
 


何しろ軍隊あがり、
イアンが本気になるとそんじょそこらの
カミナリ親父どころじゃあない。


まだこのくらいの口調のときに
速やかに対処しておくのが賢明なやり方だと
ユインは幼いころから心得ている。


そこで、
しおしおと学校カバンを引きずって
片づけ体勢には入ったものの、


「そりゃ、トーサン。ぼくが学校から帰ってから、
まだ誰もそこからカバンを動かしていないからだよ」
 


シラっとした顔でイアンに言い返したかと思うと、
キッチンで夕食作りにいそしむわたしの方に向き直り、
ニカっと八重歯を見せ、親指立てて、グーッ!


おおっ。
ユインも、けっこうやるじゃ~ん。


カバンを片づけると、
今度は、キッチンまでやってきたユイン。


ぬぼ~っとした声で、


「今日、何食べるの~」 


背中を丸めて
大儀そうに頭を抱え込むので、


「もしかして、また立ちくらみしてる?」


「うん。ちょっとね」


「母さんも立ちくらみするけど、
ユインはもう母さんよりずっと背高いもんね。
そりゃあ、血が脳までとどくのに長く時間かかるよね」



と言ったら、


「それに高いところの方が空気が薄いからね」


酸欠の頭でよくとっさにそんなこと思いつけたもんだ。









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