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イギリスで手術をうけてみた 11
2007/09/22(Sat)
やっぱりな~。
うちに帰ってきたのはいいけれど、


車からうちの中までは、
うしろからイアンに両わきの下をささえてもらって、
何とか歩くことができたのだけれど、


はじめて日帰り手術と聞いたときに、
いったいどうするのかなあと疑問に思ったトイレ通いが、
大問題っ!


わが家だけではなくて、イギリスには、
2階にトイレがひとつだけっていう家、
けっこうあるわけで、


日帰り手術をうけた人たちの中にも、
そういう家に住んでいる人は、
けっこういるはずで、


そういう人たちが何とかやっているわけなのだから、
わたしにも何とかやれるだろうと、
ふんではいたのだけれど……。


そして、帰宅後、いざとなったときには、
階段に腰かけ、手術してない方の足でつっぱって、
おしりで1段1段階段をのぼり、
何とか2階のトイレにたどりつくことはできたのだけれど、


おりることは、どうにもできそうにもなかったので、
そのまま2階のベッドールームで、
退院した午後と一夜をすごしたわけなのでありました。


わたしの場合は、片足だけの手術だったので、
そんなことも可能であり、
翌日からは、手すりにつかまって、
階段ののぼりおりができるようになったのでしたが、


脚のつけ根まで、両脚いっぺんに手術をうけた人は、
切開した創(きず)の数が多くて痛みが激しいうえに、
包帯で両脚がんじがらめの下半身ミイラ状態で、
帰宅後しばらくは、さぞや大変なことだろうと思います。


日本では、1週間ほどの入院になるらしいのですが、
まあ、そんなに長い入院は必要ないかもしれないけれど、
せめて自分の脚でトイレ通いができるようになるまでは、
病院にいさせてもらえたらいいのになと思いました。


そのほか、事前の検査の有無や、手術にも、
日本とイギリスでは、いろいろなちがいがあって、
おりおり気がついたことをご紹介してきたわけなのですが、


(日本で全身麻酔の手術を経験された方に、
コメントやメールをいただいて、
あらためて、え~っ!と驚いたことには、


日本では、全身麻酔の翌日まで、
1滴の水も飲めないのだとか。


昨日も、お伝えしたとおり、
イギリスの病院では、全身麻酔からさめた直後から、
飲み放題、食べ放題だったんですけどね)


さらに、退院後も、
日本とイギリスでは、まあこんなに、
と思うようなちがいにでくわしました。


まずは、こちらでもご紹介したように、
手術で切開した創口(きずぐち)、
イギリスの場合は、とける糸でぬってあって、
小さな創は、テープがはってあるだけなのです。
だから、創口も開きやすいってわけなのですね。


なのに、退院後の手びきに、退院後は、
1日3回、数百ヤード(数百メートル)ずつ歩くように
と書いてあったものだから、正直に歩いたところが、
創口から血が、たら~りっ。
そのせいで、けっこう肝を冷やしてしまいましたわたし……。


日本の場合は、切開した創は、とけない糸でぬってあって、
手術の1週間後に抜糸してから退院となるようです。
そして、入院中は、担当の先生が、術後の経過も、
しっかりと診てくださるのだと思うのですが、


わたしが執刀医の先生と顔を合わせたのは、
手術の当日、しかも手術直前の1度きりだったので、
手術のあと、ごあいさつする機会もありませんでした。
即日退院のあとは、病院へ行く必要もありませんしね。


退院後のチェックは、手術の翌日に、
地域の患者さんを診てくれる看護師さんがやってきて、
脚にぐるぐる巻きにしてあった包帯をとり、
創の状態をチェックしてくれました。


また、イギリスでの手術の場合、
創口には、防水テープがはってあるので、
手術の翌日、包帯がとれたあとは、
シャワー、お風呂はふだんどおりなのですが、


日本の場合は、1週間後の抜糸がすまないと、
お風呂は入れないらしいです。
夏場の手術だと、かなりきつそう~。


そして、抜糸がすんで退院後も、
何度か、病院へ通院して、
担当医の先生に経過のチェックをうけるようです。


イギリスの場合は、手術から10日後、
地域の看護師さんの在駐する地元のクリニックへ出むき、
はってあったすべてのテープをはがして創をチェックしてもらい、
それで、おしまい。


こうしてみると、
と言っても、わたしがうけたマイナーな手術を、
日本のサイトで読んだ日本の同様の手術と
比較してみただけではあるのですが、


日本とイギリスの医療や手術には、
かなり大きなちがいがあるものだと、
感じたわけなのでした。


日本の場合は、
病院や担当医の先生を選べ、信頼関係がきずきやすい。
手術への準備は万端、術後のケアも手厚くて、
何事にも細心の注意がはらわれている。


イギリスの場合は、
費用の負担がなく、貧富の差なく同じ手術がうけられる。
(薬については、どうやら地域差があるようなのですが)
病院経営が効率的で、無駄がない。
小さなリスクについては、けっこうおおざっぱ。


これって、何だか、やっぱり、
それぞれのお国がらや人々の考え方、社会の姿などを
反映しているということになりそうな……。


どちらにも、良し悪しな面はありますね。
だから、どちらがいいとも断言はできないけれど、
生まれてはじめて手術をうけてみて、
わたしにも、ひとつ断言できることがあります。


実は、わたし、手術直前に、
執刀医の先生とお話をしたときに、
釘をさされてしまったのです。


「今回の手術で、静脈瘤(りゅう)をとっても、
また別の場所に、再発する可能性はありますよ」



そ、そ、そんな~っ。
根治治療は手術しかないってことでふみきったのに~。


と思ったものの、
ドタキャンできないままうけた手術、
さいわい、「案ずるより産むがやすし」に終わったもようは、
すでに、お知らせしたとおりなのですが、


手術って、
1度、自転車に乗れたり、泳げたるするのとはちがって、
2度めからは何でもない
なんて具合にはいかないものなのですね。




手術って、1度やっちまっても、
やっぱり、2度めも、同じように怖~いっ!





というわけで、
創口(きずぐち)の癒えつつある今、
どうか、将来に、2度めのないことをと、
心の底から願う毎日なのであります……。








(おわり)





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