晩夏の丘サイモンサイド
2007/09/24(Mon)
まだ夏の名ごりが感じられるうちに、
今日は、夏の終わりに、一家でウォーキングに出かけた
サイモンサイドの丘の風景をご紹介しようと思います。


それは、8月の最終週の月曜日、
イングランドでは、クリスマスまで最後の祝日。


3日後に、先日ご紹介した手術がひかえていたので、
わたしにとっても、ウォーキングに出かけられる
最後のチャンスとなった休日のこと。
さあて、どこに歩きにいこうかという話になったのでした。


そりゃあ、行けるものなら、湖水地方の丘へ行きたい。
(何しろ、この夏に訪れて以来、湖水地方の丘が、
わたしの頭の片すみに住みついてしまって、
手術中にまで、夢に見てしまったくらいですからね)


でも、湖水地方は、わが家から日帰りで出かけるには、
いささか遠いので、丘は丘でも、
もっと近いサイモンサイドの丘へ出かけることにしたのでした。


サイモンサイドの丘は、
北イングランドの西側にある湖水地方とは、ま反対、
スコットランドとの国境からそう遠くない北イングランドの東側に
位置しています。


実は、わが家は常連さんなのでして、このブログでも、
以前、「サイモンサイド春の丘歩き」をご紹介したことがあります。
春の景色は、一面緑の広がりの中に、黄色い菜の花のパッチワークが
いろどりをそえていたのですが、


夏の風景は、こちら……。



へザーの花が、丘の斜面に、
色あざやかな赤紫のカーペットを広げるのです。


ただ、8月末ともなると、
花のまっさかりはすぎていたのでしたが、
それでも、わたしたち一家の目を奪うにはじゅうぶん……。


案内板のある丘のふもとから、



丘をのぼりはじめたわたしたち。



じょじょに高度をあげ、ふと、ふり向いてみると、



車をとめた駐車場がはるか眼下に遠のいていました。
でも、まだまだ、へザーのブッシュのあいだをはう小道は、
丘の高みをさしてのぼっていきます。






この丘の小道、日が照っていると、冬場でも、
きらきらと目が痛いほど白くかがやいているのです。



というのは、地面が、



土ではなくて、サラサラの砂地だから……。
きっと、この高原、その昔は、
波のよせるビーチだったのでしょうね。


そして、さらに太古の時代には、
海草のあいだをスイスイと魚たちの泳ぐ、
海の底だったこともあったのでありましょう。


わたしたちが生きているのは、
悠久の時の流れの中では一瞬のできごとでしかないのだけど、
わたしたち、今、その悠久の時を踏みしめて
歩いてるってわけなのですね。



岩場のある尾根からは、



下界の緑の広がりの中に、小さな家なみも見おろせます。



画像左手に、ぽつんと立っている木、



毎年、クリスマスのころには、飾りつけられて、
クリスマスツリーになっているのですが、
今の時期は、どことなく手もちぶさた……。



夏の名ごりを残す日がぽかぽかと丘の斜面を照らす岩場に腰をおちつけ、
空気がうす紫にけむる景色をながめながら、



おにぎりをほおばり、川の字になってうたた寝をし、
(今では、川の字のまん中がわたし。
背も、3人の中で1番低くなっちゃいました)


夏の最後を楽しむわたしたち一家に、
昼さがりのおだやかで、
かけがえのない時間がすぎていくのでありました。


ああ、いいな。
こういうのって、
とっても、いいなあ〜。


そして、わたし、このとき、
固く心に誓ったのでありました。




来年の夏は、
へザーの花がまっさかりのころに、
また絶対、来よ〜っと!











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