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ああ、こんなところへ来てしまった
2007/10/17(Wed)
スカイ島から車ごとフェリーにつみこんで、
ついに上陸したルイスとハリス島。


ぶ~っと車をふかしてフェリー乗り場をあとにするなり、
目の前にあらわれた景観に、
ド肝をぬかれてしまったわたし……。


とうとうと視界をおおってつづいているのは、
コンクリートがむき出しになっているかのような
ゴツゴツとした灰色の岩山、


その岩はだにしがみつくように生えている草の緑は、
ふだん見慣れている緑色ではなくて、
くすんだオリーブ色なのでした。


時間は、夜の8時。
とは言え、北国の夏の太陽は、
まだまだ山ぎわにかかることもなく、


乳濁色にけむるミストの向こうに、
ぼんやりとした輪郭をうきあがらせているので、
あたりの景色はしっかりと見わけることができます。


すり鉢の内側をはいのぼっていくかのように
谷間の底から岩山のわき腹をのぼりつめていく車の
あえぐようなエンジン音を聞きながら、


あ~あ、わたしたち、
こんなところへ来てしまったんだ~。


と、感じたのが、
上陸するなりわたしのだいた
この島にたいする感慨だったのでした。


別の日の別の場所での画像ですが、
島の景観はこんな感じ……。



緑におおわれたイングランドのなだらかな丘の景色をあとにして、
スコットランドを、ハイランド、スカイ島と北上するにしたがって、
じょじょに山々は切りたち、緑は色あせて、
岩はだが露出する景観が目にとまりはじめはするのですが、


スカイ島までの景色を見て、
荒涼としたという思いをだいたことはなかったのですが、
この島に上陸して、その自然の姿を目にしたとき、
ふいに、「すさんだ」という言葉が思いうかんだのでした。


そして、ふと、このような全山岩の景観が、
わたしに思いおこさせたのは、



日本庭園におかれている苔(こけ)むした庭石……。


そ、そ、そうか。
これまでわたしは、イギリスの景色に、
のどか、牧歌的、なだらか、緑、豊穣(ほうじょう)と、
フェミニンなイメージを重ねていたのでしたが、


このルイスとハリス島の景色は、
そのイメージからほど遠く、
枯れた、渋い、閑寂、幽玄などといった
侘(わ)び寂(さび)の風情なのだと悟ったのでした。


これまでに見てきたイギリスとは、
まったくちがう顔を見せて
わたしたち一家を出迎えてくれたルイスとハリス島、


とっぱなから、この変わった島のホリデーもまた、
わたしたち一家がこれまで体験したホリデーとは、
まったくちがった様相をていしていたのであります。


覚えていていただけますか?
このホリデーのホリデーコテージの予約時のすったもんだ。
(覚えがないなと思われる方は、こちら)


車をとめてから、徒歩10分の理由。
これだったんです~っ!



これじゃあ、コテージのわきに、
車を横づけにするってわけにはいきません。


だから、車をこのゲートの前にとめ、
わたしたち一家、手に背なかに、
持参した食料に着がえを持てるだけ持って、


でも、実は、わたしだけは、
両手にウォーキングスティックを持っていたので、
それだけで手いっぱいだったのでありますが、


折からの大雨で、足もとが悪い丘を、
ひたすらのぼり、
(ゲートをふりかえったところ)



そして、くだり、



そして、またのぼり、



丘の斜面をへめぐって、



農家のゲートを3つだか、4つだか、
そして、せせらぎにわたされた角材の橋をわたり、
最後の丘をのぼると、


はるか遠くに、やっと見えてきたのでありますよ~。



あたりには何もない寂しい谷あいにぽつんとたつ、
あれが、これから1週間わたしたちが滞在することになる
コテージなのね~。





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