スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
スコットランドの水はウイスキー色
2007/10/19(Fri)
今日のお話は、昨日のお話にちなんで、
(というか。実は、昨日、書ききれなかった)
はじめての方は、きっと驚かれるにちがいない
スコットランドのお水についての話題……。


まずは、水道水について。
まだ日本にいたころ、
海外に出たら生水は飲まない方がいい
と、あちこちで聞いたり読んだりしていたので、


はじめてイギリスへ来たとき、
イギリスの水道水は飲めるよと言われはしたものの、
当初は、おっかなびっくりで水道水を飲んでいた
わたしだったのですが、


今となっては、イギリス全国どこへ行こうと、
水道水の生水を平気でがぶ飲みしています。
ですから、今回、わたしたち一家が滞在したコテージの水は、
特例で、スコットランドの一般の水道水も、
そのまま飲んでも、まったくだいじょうぶです。


ただ、ロンドンに滞在したときに飲んだ水道水は、
北イングランドのわが家のあたりの水道水にくらべると、
どうも生ぬるくて、もう一歩だと感じたのでしたが、
水質が劣るというわけではないようです。


それから、これも、わが家の水道水にはないことですが、
イングランドの南、地面に石灰分の多い地方へ行ったとき、
水道の水で、お皿やフォーク、ナイフを洗ったあと、


表面の水分が蒸発するにともなって、
水道水にふくまれている石灰分が薄い膜のようになって、
食器類を白くくもらせるのでした。


見かけがあまりよくないので、ふきんで、
その石灰分をふき取っては使っていたのですが、
同じ水道の水をそのまま飲んでました。
地元の人々もきっとそうしているのだと思います。


まあ、このように書くと、
わが家のあたりの北イングランドの水がいかにいいかを
自慢しているかのように受けとられるかもしれませんが、
まったくそんなことはないのです。


なぜかって言うと、
わが家のあたりの水道水は
無味無臭、無色透明なのですが、


これまでにも、何度か、
お散歩におつきあいいただいた
ブランチランドの村を流れるせせらぎをご紹介してみますと、



とくに大雨とか嵐のあとだからというわけではないのに、
こんな色をしているのですよ~。


しかも、このブランチランドの村の川が
北イングランドのほかの川と変わっているというのではなくて、
どの川もだいたいこんな感じ……。


それだけではなくて、
実は、この川の色の元祖は、スコットランドなのであります。
(と言うか。スコットランドの川を撮った画像がなかったので、
北イングランドの川の手持ち画像をのっけたという裏事情)


まあ、わが家のあたりの川のようすも、
スコットランドの川と大差がないもんで、
すでに見慣れていて、
今は、どうということもないわけですが、


さすがに、はじめてこの色の川を見たときには、
思わず、


「うわぁ。きっちゃな~いっ!」


すると、
ぽろりと口をついて出たわたしの素直な感想に、
まるで、故国の誇りを傷つけられたかのような勢いで
かみついたイアン、


「これほど、きれいな水がどこにあるんだ~っ!」


どこにって、日本の田舎の山里のせせらぎなんか、
クリスタルみたいに透きとおってて、
タニシなんかが住んでるの見えたりするんだけどな。
おまけに、サワガニもいる。


さては、イアン、
そんなきれいな小川見たことないってわけなんだ。


「だってさあ。何とも言えないじゃん。
この色……」



どこかの工場廃水か、鉄工所の錆(さ)びでも、
たれ流しになってるんじゃあないのお。
それとも、昔の産業革命の名残りとか……。


すると、


「何を言ってるんだ。この色が、
水がきれいな証拠じゃないかっ!」



などと言って、イアンが説明することには、
スコットランド、北イングランドの川が
このような褐色をしているのは、
地下のピート(泥炭)の地層をくぐりぬけてきた証拠。


そして、ピートでろ過された水は、
不純物をとりのぞかれた
このうえなくピュアな状態なのだとのこと。


と、認識をあらたにしたものの、
でも、ピートの層で、ろ過されるときに、
ピートの中の何かがしみ出してまじっているから、
琥珀(こはく)色になってるってことなんだよねえ。


う~ん。
まあ、見ているぶんには、
別にいいんだけど……。


ねっ。こんな色の水を飲めって言われたら、
ちょっと躊躇(ちゅうちょ)しちゃいますよね。


はははっ。
だから、イアンには、どうにも理解できないらしかったのですが、
わたしには、よ~く理解できたのでありました。


それは、5年前、わたしたち一家が、
スコットランドの山岳地帯ハイランドのシャレー(「山小屋」かな)を
1週間借りてハイランド観光をしたときのこと。


何しろ、ハイランド、国際的な観光地なのでして、
湖をのぞむ山ぎわに、6、7軒建っていたシャレーのテナント、
まあ、わたしたち一家もインターナショナルと言えば、
そうなのでありますが、


ほかのシャレーのテナントの方々も、
ドイツ、フランス、オランダと、と~っても国際色豊かな
観光客のみなさんだったわけなんであります。


(って、それぞれの玄関先をノックして、
「おたく、どこから?」と聞いてまわったわけじゃあなくって、
情報源は、駐車場にとまってた車のスティッカーなんですけどね)


でもって、その国際色豊かなそれぞれのシャレーの面々が、
食料の買い出しから帰ってくる姿を見かけるごとに、
大量のウォーターボトルをかかえて帰ってこられるわけで、


「わっかんないな~」


と、しきりに首をひねるイアン。


でも、だって、イアンちゃん。
シャレーのキッチンの水道水で、お米をとぐと、
お米が紅茶色にそまって見えちゃうんだよね~。


イアンちゃんが、
ここの水道は、裏の山の山水からひいていて、
こんなにきれいな水はほかにはないって力説するから、
うちじゃ、こうして使ってるんだけどさあ。


そりゃあ、ほかの国から来て、
水道から紅茶色の水が出てきたら、
だれだって、ひくと思うよ。


ボトルウォーターの厄介になろうって
気にもなると思うな。
わたしだって、できたら、ボトルウォーターで
ご飯炊きたいと思うもん。


ってのは、
心の中のささやきだけにしておいたんですけどね。
さいわい、ご飯も炊いてしまうと、
紅茶色ではなくなってましたしね。


(注:たまたま、わたしたち一家が宿泊した
シャレーの水道は山水をひいていましたが、
スコットランドの一般の水道水は、
北イングランドの水道水と同じで無色透明だと思います)


まあ、といった過去の経験があったもので、
今回のルイスとハリス島のコテージの
湖からひかれている水道水にかんしても、


羊の溺死体がういているケースを考慮して、
煮沸消毒をして使用ということにあいなったのでありました。
(はい。当座のあいだは……)





スポンサーサイト
この記事のURL | スコットランドを歩く | ▲ top
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。