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自己チュウな「ハイチュウ」
2007/10/22(Mon)
2007.10.21 Sun. 晴れ

ハーフタームの2日め。
今日も、いつもの日曜日と変わったことのない日曜日。
おにぎりを作ってウォーキングに出かけた。


出かけた先は、スチュワード・ゴージ
夏には、イアンと行ったけど、3人で歩きにいくのは久しぶり。
川ぞいの森の小道には、落ち葉が散りしいていて、
木々の緑は、オーラムカラー(秋の色)に変わりつつあった。

PA210002a.jpg

車の温度計によると、気温は10℃だったものの、
歩きはじめると、じきに体はあたたまり、
そのうち、さびしくなった木の葉をすかして
日の光がさしこんでくると、ぽかぽかあたたかくなってきた。


夏のときと同じ、
ゴージ(峡谷)を見おろすながめのよい岩場でお昼。
おにぎりとチョコレート。


そのあと、今日は、いつぞやシカを見かけた場所まで足をのばした。
その場所に立つと、2頭のシカがたわむれるように飛びはねながら、
緑の野原を遠ざかっていく姿がよみがえってきた。
そのしなやかな肢体が躍動するさまは、これまでにわたしが目にした中で、
1番美しい生きものの姿として、今も、わたしの胸の奥にしまわれている。

PA210011a.jpg

残念ながら、今日は、そのシカの姿は見られなかったけれど、
3度ばかり、バサバサとせっぱ詰まった羽音とともに飛びたっていく
キジの姿を見かけた。
長い尾をひいて空(くう)を舞う色彩あざやかなオスの姿がとくに美しい。


峡谷をのぼったりくだったり、
4時間半も歩くと(お昼の時間も入れてだけれど) 、
全身が快い疲労感につつまれてくる。


肩をならべて先を歩いていくイアンとユインの姿を見ていて
思いあたった。


ユインが小さいころは、
いつもわたしが自分のペースで先頭を歩き、
ユインとイアンがわたしのうしろについてやってきたものだった。


今、ティーンエイジャーになったユインは、
わたしの前をさっさか歩いていく。
ユインが幼いころのように、ユインのとなりを歩いていくイアンは、
わたしとのあいだに10メートルばかり距離ができるごとに、


つと立ち止まっては、笑顔をつくり、
わたしがわたしのペースで追いつくのを待ち、
ユインも待たせておいてから、
再び、ユインと肩をならべて歩きはじめる。


つまり、わたしは、いつも自分のペースでしか歩かないのに、
イアンは、いつもだれかのペースに合わせて歩いている。
いつも、いつまでたっても、自分のペースで歩くことがない……。



PA210019a.jpg

だというのにーっ。
ユインに、ハイチュウを持たせておいたら、
ふいに、甘いりんごの香りがただよってくるので、


「ユイーン!」


と、呼び止めると、
へっと、ふり向いたユイン。


「もしかして、今、ハイチュウ食べてない?」


「食べてるよ」


ケロッとした顔で言うのである。


「あんたさ。どーして、『父さんと母さんも食べる?』
って、ひと言、聞けないわけ?」



ったく、何なんだ。
こいつがイアンの血をわけた息子だなんて信じられな~い。
と思ったとき、はたと気がついた。
そうか。こいつは、わたしの息子でもあったのだ……。



PA210016a.jpg

秋の日がななめにかたむき、
落ち葉の舞う森の小道をあわいオレンジ色にそめはじめるころ、
わたしたちは駐車場にたどりついた。


うん。今日も、なかなかよい1日であった。





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