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元祖ワシントンのマナーハウス 1
2007/11/08(Thu)
「ワシントン」と聞くと、何を思いうかべられますか?
ほとんどの方が、アメリカの首都ワシントンD.C.
思いうかべられるのではないでしょうか。


では、「アメリカの首都ワシントンD.C」と聞くと、
何を思いうかべられますか?
その名まえの由来になったアメリカ初代大統領
ジョージ・ワシントン
ではないでしょうか。


子供のころ、家の庭にあった桜の木を切り、
そのことを正直に父親に告白してほめられた
(というのは、どうやら、マユツバものらしいけれど)
エピソードでおなじみであり、


イギリスからの独立戦争を指揮し、
アメリカを勝利にみちびいたことで、
アメリカ建国の父ともたたえられ、


そして、現在でも、
アメリカの紙幣やコインで、
その肖像もおなじみのジョージ・ワシントン。


わたしにとっても、以前は、「ワシントン」と言えば、
そのジョージ・ワシントンにちなんで命名された
アメリカの首都ワシントンD.C.だったのでしたが、


イギリスへやってきて、
北イングランドのニューキャッスルに住みついてからは、
「ワシントン」と聞いてまっ先に思いうかぶのは、
別のワシントンになってしまいました。


というのは、わが家から南へ20分ほどの距離に、
その名も、つづりも同じワシントン(Washington)という
町があるのです。


そのワシントン、その昔は村だったのですが、
今は、新しい住宅がたちならび、
ギャラリーズ
(Galleries)と呼ばれるショッピングセンターなどもある
まあ、とくにきわだった特徴もないニュータウンのひとつになってます。


ところが、このワシントン、
イギリス国内にごまんとある
ほかのニュータウンとわけがちがうのは、


実は、ここが、元祖ワシントンなのですっ!


あのアメリカの首都のワシントンD.C.や
ジョージ・ワシントンの「ワシントン」は、
このワシントンに由来しているのです。


ということは、もうずっと前から知っていて、
その名まえの由来になった古いマナーハウス
「ワシントン・オールド・ホール(Washington Old Hall)」
が存在することも知ってはいたのですが、
これまで1度も訪れたことはなかったのでした……。


今は昔のお話、12世紀の後半に、
ジョージ・ワシントンのご先祖さまにあたる貴族
ウィリアム・デ・ハートバーン(Willian de Hertburn)なる人物が、


このワシントン村に居をかまえ、
ウィリアム・デ・ワシントン
(Willian de Wessyngton のちに、Willian de Washington)
と、居をかまえた村の名に苗字を改名したのでありました。


以来、5代にわたるジョージ・ワシントンのご先祖さま方が、
このマナーハウスに住んだのでしたが、
6代めのご先祖がイングランドの南へ引っ越し、
さらに、ワシントン一家はイングランドをひきはらって
アメリカへ移民していくことになったのでありました。


というわけで、この古いマナーハウス
「ワシントン・オールド・ホール(Washington Old Hall)」は、
ジョージ・ワシントン一族ゆかりの家ということになるのですが、


正直のところ、まあ、たいしたことはないだろうと
思っていたわけなのですね。
ところが、今回、ふらりと訪れてみると、


そのこじんまりとした古いお屋敷のたたずまい、
お屋敷の中におかれている調度品の数々、
豪華さはないのですが、


なんともあたたかい雰囲気と、
じかに心にふれてくる素朴さに、
いたく好感をおぼえたわたしなのでありました……。

PA280001a.jpg

お屋敷のわきにある入り口の門をくぐると、
まず、目にとびこんできたのが、
お屋敷の壁をはう蔦(つた)……。

PA280011a.jpg

もう、数週間早かったらなあ~。
どんなにみごとだったことでしょうね。


お屋敷は、Hの字にたっていて、
そのまん中のくぼんだ部分に入り口があります。

PA280012a.jpg

入り口をはいると、
ありました。ありました。
写真・ビデオは撮影禁止の表示が……。


そこで、そそくさとデジカメをポケットにしまいこんで
お屋敷内を見てまわったわたしなのでありましたが、
そのお屋敷がとっても気に入ってしまい、


このまま、立ち去るのはしのびないと思っていたところ、
受付の片すみに、お屋敷内を写した絵はがきが
ならんでいるのが目にとまり、
つい衝動買いしてしまいました。


というわけで、その絵はがきで、
お屋敷内をご案内……。


まずは、
入り口を入ったところにある
グレート・ホール(Great Hall)。

PB060003a.jpg

このワシントン・オールド・ホール、
Hの字型にたっているお屋敷の基礎の部分は、
ジョージ・ワシントンの初代のご先祖さまの時代のものなのですが、


17世紀に建てなおされ、内装や調度などは、
17世紀初頭の典型的なイングランドのマナーハウスの様式
となっているのだそうです。


ただ、このグレート・ホールと奥にあるキッチンとの境にある
アーチ型に切りぬかれた石の壁は、12世紀のオリジナル。


グレート・ホールに1歩足を踏み込むなり、
古い石の壁の風合いとやさしい曲線をえがくアーチ、
いかにも、ひとつひとつハンドメイドというおももちの
素朴な樫の木の家具があいまって、
えもいわれぬあったかい雰囲気をつくりだしていて、


これまで、どんな豪華なお屋敷見物をしても、
田舎の古い農家を見物しても、
そんなこと思ったことのなかったわたしが、
ふと、住んでみたいなと思ったのでした。


実際、このお屋敷、19世紀までは、
部屋ごとにフラット(アパート)に仕切られて、
何家族もが間借りをして暮らしていたのでした。
ひと部屋にひと家族ではちょっと手ぜまだけれど、
こんなお屋敷が自分の家だなんていいなあと思いました。


アーチ型にくりぬかれた壁の向こうは、
広々としたキッチン……。

PB060009a.jpg

暖炉の前にぶさらがっている肉の下にある道具は、
動物を串ざしにして、
ゆっくりと回転させながら丸焼きにする調理具。


こちらは、キッチンと反対側、
グレート・ホールの画像の手前にある
オーク(樫の木)材のパネルがはりつけられている居室。

PB060006a.jpg

絵はがきの写真にはないのですが、
この暖炉のわきに、大時計グランドファーザー・クロックがおかれていて、
現役でした。
1時になると、ちゃんと時をつげるので、びっくり……。


それから、この画像の手前に、
これもオーク材の素朴な装飾が刻みこまれている大きな戸だながあって、
ほんとうは、お屋敷内のものに手をふれてはいけないのですが、
思わず手をのばさずにはいられなかったわたし……。


さらに、入り口をはいった受付の横には、
これまたオーク材の木彫りの手すりがなんとも素敵な階段があって、
(これは、手すりですからね。めいっぱいさわっちゃいました)


2階には、寝室と、ティールーム、
ジョージ・ワシントンとその一族にまつわる品々や資料の
展示室がありました。


そして、このあと、
これまたちょっとユニークな植え込みのある
お庭に出たのでしたが、
そのもようは、また明日お伝えしま~す!





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