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ハリス島の岬をめぐってみたら
2007/11/15(Thu)
同じひとつの島なのに、
「ルイス島(Isle of Lewis)」と「ハリス島(Isle of Harris)」と
2つの名まえをもつ奇妙な島
ルイスとハリス島(Lewis and Harris)」……。


実は、島の北3分の2が「ルイス(Lewis)」で、
島の南3分の1が「ハリス(Harris)」と呼ばれる
地域にわかれています。


北の「ルイス(Lewis)」の地形は平たんで、
島最大の町ストーノウェイ(Stornoway)は、
人口5千人をこす町で、小さいながら空港もあります。


南の「ハリス(Harris)」は山がちの地形で、
人口も、ルイスの5分の1で、3千人ほど。
というわけで、イアンがコテージをさがしたのは、
歩くコースにことかかず、人も少ないハリスなのでした。


わたしたち一家が滞在したコテージは、
ハリスの北部にあったので、
ホリデーの初日は、ハリスを見てまわろうと
南へ車を走らせたわたしたち……。


まあ、その前に、コテージから丘のふもとまで、
20分のウォーキングもしたのでありましたが。


まずは、前夜、フェリーで上陸した
ターバット(Tarbert)の村へ。
ターバットには、ちょっとしたお店と、
観光案内所もあるのでした。


ちなみに、イギリスの観光案内所、
冬場だと、日曜日は、閉まっている場合もあるのですが、
夏場は、たいがい開いているはずなんですけどねえ。


ターバットの観光案内所は、閉まってました。
日曜日なので、ほかのお店ものきなみ閉まってました。
イングランドだと、観光客目あてのお店は開いていて、
アイスクリームとか、お土産物なども
買えたりするんですけどねえ。


ああ、そっか。
日曜日は、フェリーの運航もお休みなのでした。
だから、お土産物を買って帰る観光客も
いないってわけなのですね。


いやはや、それにしても、
通りにならんでいるお店の1軒に、
新聞や雑貨などを売る店ニュースエージェントがあって、


閉まっている入り口の上に、
「サンデーポスト」だったか、「サンデーミラー」だったか、
とにかく、日曜日に発行される新聞の宣伝が
でかでかとかかげられているのでした。


が……。


「それ、いったい、どうして買えるんだ~!?」


ユインが両手を空にむけ叫んだのには、
イアンもわたしも、な~るほどと納得……。


まあ、別に、日曜日に発行される新聞が
買えようが買えまいがそんなことはいいんですけどね。
でも、日曜日だからといって、
どうして、公衆トイレまで閉まってるのかなあ~。


さいわい、観光バスが1台、村の駐車場に入ってきて、
その中から出てきた観光客の団体さんの何人かが
近くのホテルへ入っていっては出てくるので、


これはと思って、うしろについて入ってみたところ、
案の定、ホテルでのご用は、用をたすことだったので、
わたしも、すっきりさせていただきました~。
「マクラウド・ホテル(MacLeod Hotel)」さん、ありがとう~。


ちなみに、このホテルの名まえ「マクラウド(MacLeod)」って、
「マ(ッ)ク(Mac,Mc)」のつく典型的なスコットランド姓なのですが、


どうやら、このルイスとハリス島(Lewis and Harris)のクラン(氏族)は、
「マクラウド(MacLeod)」なのでありまして、
島の名まえ「ルイス(Lewis)」の由来は、スコットランドの古語ゲール語で、
「マクラウド(MacLeod)の土地」という意味なのだそうです。


ま、それはともかく、
これまで、イギリスのどんな片田舎に出かけても、
かつて、こんな経験したことなかったわたし。
もう少し融通がきかないものかなあと思ったのですが、


イアンによると、スコットランドのヘブリディーズの島々では、
現在でも、キリスト教の教えが厳格に守られているとのこと。
だから、キリスト教徒にとっての安息日の日曜日には、
仕事をしないという習慣が徹底されているらしいのです。


そう言えば、ほかの村で見かけた子供用の遊具のある公園にも、
「日曜日は遊べません」とただし書きがしてありましたわ。
いやあ、これだけ徹底していると、この島の子供たちも、
敬虔なキリスト教徒のおとなに育っていくのでありましょうね。


ターバットから一路南をさして走っていると、
海岸線に広いビーチが見えてきたので車をとめ、
持参したおにぎりとスナックで、お昼にしました。



それにしても、人がいないのです。
いくら島の住人の方々は、安息日であるにしても、
夏のあいだは、きっと、島の人口より観光客の方が
数が多いのじゃあないかと思うのですけれど……。



大西洋にむかい、父子で何やら語り合っている背なかで、
ひとり背なかを丸めて目をこらしてみると、
ビーチに波のうちよせた形に色がこくなっている足もとの砂地には、



小さな貝がらがにぎやかにひしめきあっているのでした。



だあれもいない海をあとにして、
わたしたち、さらに最南端の岬まで
行ってみることにしました。



気がつくと、霧のような雨が景色をうっすらと煙らせていて、
もうそろそろこのあたりがハリスの最南端だと思われるあたりで、
くすんだ景色の中から、



古い教会が姿をあらわしました。



ちょっと、いわくありげなたたずまいに、
ふらりと中へ入ってみると、



どうやら現役の教会ではく、
史跡として一般公開されているのでした。



案内板の説明によると、
この教会、「聖クレメント教会(St. Clement’s Church)」は、
16世紀中葉に建てられ、


地元のクラン(氏族)の氏族長
アレキサンダー・マクラウド(Alexander MacLeod)の棺が
おさめられているとのこと。


その棺はこちら……。



教会の内部を探検していると、



げげっ。古い教会の遺跡に身をひそめていたドラキュラ、



じゃあなくて、教会の塔を探検に出かけようと、
塔にかけたれた木のはしごをのぼろうとしているユイン。


気がつくと、外は、いつしか本ぶりの雨に……。
そろそろわたしたち、コテージにひき上げることにしました。



帰りの車の中で、あ~あ、これじゃあ、
丘のふもとからコテージまで徒歩20分のあいだに、
ぐしょぬれになるなあと覚悟を決めていたのですが、


どうしたわけか。
わたしたちがコテージにむかって歩いているあいだは、
雨がやんでいてくれました。
ミッジにかまれることもなかったし。


だから、お天気は、満点とはいかなかったけれど、
そう悪くないすべり出しだと思えた
島のホリデーの初日になったのでありました。





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