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ルイスとハリス島の北のはずれに立つ
2007/12/06(Thu)
また、雨がぽつぽつと落ちはじめたので、
湖をのぞむ車道のわきに車をとめ、
遅いお昼のおにぎり弁当をほうばったわたしたち。


時間は、まだ午後2時をまわったところ、
イアンが言うには、


「よし。ここまで来たんだから、
このさい、ルイス島の北のはずれまで行ってみよう~」



えっ。でも、ここって、まだ、ルイス島のまん中あたりだよ。
北のはずれまで行くって、
まだ、島半分北上しないといけないじゃん。


と、わたしは思ったのでしたが、
歩こうにも、雨がふったりやんだりのうえ、
冷たい強風の吹きすさぶなか、
とても、ウォーキングという気分にはなれないので、


「じゃあ、行ってみよう~」


ということに、あいなったのでありました。
イアンが車を運転している道中、
うつらうつらしていると、


「着いたぞ~!」


というイアンの声に目をさまし、
あんがい、近かったなあと思ったわたし……。


ルイス島の北へむかう幹線道路がいきつく町
ポートネス(Port Ness)の道路の突端でとめた車の窓からのぞめる景色は、
いかにも寒々としていて、あたたかい車の中から外へ出るのは、
かなりおっくうだったのですが、


せっかく、はるばるここまでやってきたのだからと、
耳あてのついた帽子に、ズボンの上に防風ズボンを重ねばきし、
ポートネス(Port Ness)の海辺におりたったのでありました。


わたしは厚着をしたにもかかわらず、寒さにふるえているというのに、
イアンとユインは、ひょこひょこ岩場を飛びまわったりなんか。
そして、ルイス島の北端の町へきた記念撮影。

P8070199a.jpg

ふたりの左手の背後は、アイスランド、
さらに、その向こうは、グリーンランドとなっております。


陸地の方は、こんな感じ……。

P8070202a.jpg

でもって、寒い寒いとぶるぶる震えながらも、
わたしが見入っていたのは、
防波堤にぶつかってしぶきをあげてはくずれる波……。

P8070194a.jpg

エメラルドグリーンと呼ぶには、あまりにも荒々しくて白濁しているけれど、
どうして、ここの海の水は、緑色をしているんだろう。
空に太陽があるわけでもないのにな。


わたしは、このあとも同じ疑問をだくことになるのですが、
それは、またのお話……。
このときは、ひたすら、寄せては返すこの荒々しい波の
神秘的でさえある色あいに心奪われ
見とれてしまったのでありました。


とは言え、いつまでも、こんなしばれる暴風雨の中に、
立ちつづけていられるわけもありません。
島の北のはてを見て、納得したイアン、
そろそろ、もと来た道をひき返すことにしました。


ちょっと、遠回りにはなるのだけれど、
予想外に消費するウォーターボトルの水の補給もかねて、
前日に訪れたストーノウェイのスーパーによって、
再び、食糧の買い出しをして帰ることにしたのでした。


なもんで、コテージの丘のふもとからコテージまで、
ユインは、再び、2リットルのウォーターボトルを4本と、
その日は、2リットルのミルクもしょって、えっちらおっちらと、
20分の道のりをのぼっていくことに……。
いやいや、ほんと~に、ご苦労さん。


トマトソースのパスタと、仕入れたばかりのフレッシュ・ブレッド、
それから、トマトのキューリの簡単サラダで夕食をすませたころ、


コテージの窓の向こうの景色がいつになく明るいと思ったら、
灰色の厚い雲間から、太陽の日ざしがさしこんで、
あたりの風景がかがやいているのでした。



いつぞや、ご紹介したこの画像は、
イアンが、このとき、カメラ片手に外へ出て撮った1枚だったのでありました。


ところで、わたしたち一家が滞在していたコテージのこの水の広がり、
ロッホ・シーフォース(Loch Seaforth)と呼ばれているので、
てっきり、湖だと思っていたわたしだったのですが、


(ちなみに、ネス湖は、ロッホ・ネス(Loch Ness)。
だから、「ロッホ(Loch)」は、てっきり「湖」だと思い込んでいたんですが、
イアンによると、「ロッホ(Loch)」は、「細長い水の広がり」を意味するのだそうで、
必ずしも、「湖」とはかぎらないのだそうです)


そう言われて、目を右に転じると、むこう岸の見えない部分が……。

P8070206a.jpg

実は、このロッホ・シーフォース(Loch Seaforth)、
かぎりなく深く内陸に切れこんだ海の入り江なのでした。
画像の中央に見えているのはサーモンの養殖場……。


コテージをあとにして、
このロッホ・シーフォース(Loch Seaforth)ぞいをしばらく進むと、



入り江の風景が開けて、外海が見わたせます。

P8090010a.jpg

はるか遠い水平線上に、うすぼんやりと青くかすんで見えるのは、
わたしたち一家がこの島へわたってくるフェリーに乗りこんだ
スカイ島(Isle of Skye)……。

P8090009a_20071115233407.jpg

コテージの正面までもどってきたわたしたち、


突然、イアンが、


「これだ~っ!」


と、叫ぶので、
いったい何ごとかと思ったら……。


「これだよ。これっ!」


と、ロッホ・シーフォース(Loch Seaforth)の海面から、
コテージの正面まで急な斜面に引かれているレールと、

P8070205a.jpg

レールにのせられた台車を指さすのでした。
(上の画像の中央の下方が、この下の画像)

P8090001x.jpg

「いったい全体、どうして電気製品やら、石炭やらを
運んでくるのかと思ってたんだよ」



な~るほど~。
たしかに、コテージの中には、冷蔵庫に、オーブンつきクッカーに、
洗たく機から、テレビから、思えば、ベッドや家具、洗面台や、
バスタブに、トイレなんてのもあるじゃあないですか。
(コテージの内部のようすは、こちらをどうぞ……)


ほんとうに、そう言えば、こんな家財道具や電気製品、
えっちらおっちら、わたしたちが、毎日、のぼりおりしている道なき道を
背おって運ぶなんてことは至難のわざ……。


けれども、このロッホ・シーフォース(Loch Seaforth)に船をうかべ、
このレールの下まで運んできて、台車にのっけて引っぱりあげれば、
一丁あがりってわけなのですね。


おそらく、このコテージの建築資材の運搬もそのようにしておこなわれ、
コテージが、こうして、今、ここに建っているのではないかと……。



このコテージに落ちついて以来の謎だった
物資運搬方法がわかり、胸のつっかえがおりたイアン。


どうやら、明日は、お天気が回復して、
待望のウォーキングに出かけられそうな雲ゆきなので、
テーブルに地図を広げて、
ウォーキングの計画をねりはじめたのでした。


う~ん。
わたしも、ウォーキングに出かけられるのは楽しみ~。
なんだけど、ぼりぼり……。


なんだか、かゆいと思ったら、
ほっぺに、首に、まゆ毛の上から噛まれてましたよ~。
憎っくき、こやつに~っ。


やっぱり、夕暮れどきの水ぎわなど、
調子にのって歩きまわるのではなかった……。





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