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そして、そのあとの長い夜
2007/12/08(Sat)
思ったとおり……。
ベッドに横になり、ころよく体があたたまって、
うとろうろとろしはじめるとはじまったのでした。


(皮膚のやわらかい部分が噛みつきやすいらしく)
まぶた、目のまわり、耳と耳のまわり、あごの下、
首、胸もと、1番奥は、わきのあたりまで、


これだけ盛大に噛まれているにもかかわらず、
安眠できるなんて夢々思わなかったけれど、
もういたたまれな~いっ!


となりで、グースカ高いびきをかいているイアンに、
わたしはこんな時間になってもまだ眠れないのよ~!
と、口では言えないもんだから、


バタンっ、バタンっと、思いっきりドアを開け閉めしながら、
もう3回ばかりも、階下のトイレへ通ったというのに、
それでも、眠れないどころか、


ミッジに噛まれたあとが、
もうどうにもがまんならないくらいにうずいて、
ぬりたくってあるメンソレータムの上から皮膚の表面を
ツメでかきとるくらいの勢いでひっかくと、


その一瞬は、ほーっと、ひと息つくのだけれど、
しばらく手を休めていると、また、ほこほこと熱をおびる
かゆみの水位が最高潮に……。


もうベッドに横になっているのは無理、
しばらく体を冷やさないことにはと、再び、スリッパをひっかけて、
ベッドをぬけだし、階下へとおりていったのでした。


景気づけにテレビのスイッチをいれてみたけれど、
手持ちぶさたなので、コテージの中の写真を撮ってまわってみたり、
島の観光パンフレットや地図を開いてみたり……。


暖房の入っていない深夜のラウンジで、
しっかりと体を冷やして、再び、ベッドルームへむかうと、
あいかわらず高いびきをたてているイアンが横たわるとなりへと
もぐりこんだのでありました。


ですが、そんな努力もむなしく終わることくらい
予期できなかったわけではなく、
ものの半時間もがまんがつづかなかったことにも、
もう落胆はしないわたし……。


今度は、炊飯器のスイッチを入れ、
翌日のお昼のおにぎり作りなどしてみたのでした。
おにぎりができあがり、あとかたづけも終わったころ、


すでに、北の島の夏の夜は、白々とあけていたのだけれど、
わたしの全身は、とことん冷えきっていたので、
これなら、少しは眠れるかもと、


ためしに、ベッドにもぐりこみ、
うとろうとろしたかなと思ったら、
目覚まし時計のアラームが、
けたたましく鳴りはじめたのでありました。


ですが、けっこう、気分はすっきり……。


なにくそ、ミッジに噛まれたぐらいで、
このあとのスコットランドホリデーを台無しにされてたまるもんか~っ!
って思いもあって、


でも、メンソレータムじゃあきかない。
ここは、ミッジの本場なんだから、それなりのかゆみ止めも、
きっと、あるはず……。


「だからね。ターバットへ寄って、
かゆみ止めを買ってちょうだい」



というわけで、ウォーキングへ出かける前に、
朝一で、このあたりでは唯一お店がならぶ通りのある
ターバットへむかったのでありました。


日曜日にはしまっていた観光案内所があいていたので、
まずは、その店内を物色してみたのだけれど、
かゆみ止めらしきものの姿はなく、


カウンターにおもむいて、


「あのう。ミッジ用のかゆみ止めがほしいんですけど、
どこで手に入るでしょうか」



と聞いてみたところが……。


「噛まれる前なら、スプレーがありますけどねえ。
エイボンのスキン・ソー・ソフトを大量にふりまいておくのが
1番きくんですけど」



「はい。それ、大量にふりまいておいたんですけど」


ごらんの通り、噛まれまくってしまったんですよ~。
それだけじゃあなくて、日本から買ってきていた虫除けリングも、
しっかり身につけてたんですけど……。


「噛まれてしまってからでは、
もうどうしようもありませんねえ」



ふえ~ん。そうなの~。
と、へこんでいるわきで、
カウンターのお姉さんとイアン、スコットランド産同士で、
会話をはずませてます。


スコットランドにいたときは、ミッジなんぞ、
意識もしなかったし、噛まれてもどうってことないとか。
噛まれたときは、ちょっとかゆいくらいで、
すぐに何でもなくなるとか……。


そっか~。
スコットランドの地元民、わたしみたいな症状になんないもんな。
かゆみ止めを必要としないから、ミッジ用のかゆみ止めなんてのも、
ないってわけなんだ~。


それでも、かゆいものはかゆいので、
通りにあった食料品と雑貨を売っている店で、
虫さされのかゆみ止めを買い求めました。


そして、車に乗りこむなり、
ムヒのようなにおいのするその塗り薬を
あちこちの患部にぬりまくったのでありました。


実のところ、この塗り薬の効きめにかんしては、
あまり期待をかけてはいなかったのでしたが、
薬が皮膚の表面に塗られているという事実によって、


ひっかく手をのばしてはならない
という自戒を喚起する役目を
はたしてくれればと思ったのでした。


かきむしるから、さらにかゆみがます。
かゆみがますと、さらに、ひっかかずにはいられない。
こうして、ついには、血のにじむまでひっかいてしまう。


その悪循環を止めることが、
1番のかゆみ止め療法なのではと思うのだけれど、
その悪循環にはまりこまずにいられたことが
いまだかつて、わたしには、1度もなかったのでした。


ターバットをあとにしたわたしたち、
この日は、海辺のウォーキングへと
むかったのでありました。


何しろミッジってやつは、小粒で軽いですからね。
海風の吹くところでは、
吹き飛ばされっちゃうというわけなのですよ~。





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