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小さな島の大きな灯台をさして
2007/12/15(Sat)
前夜、地図とにらめっこしながら、
翌日のウォーキングコースを物色していたイアン、


「明日は、島へ歩きにいこう」


えっ。って、


「ここ、島じゃん」


「もっと小さな島だよ」


「ふ~ん」


「海辺だから、ミッジもいない」


ほんとは、イアン、
ルイスとハリス島の最高峰にのぼりたいのだけれど、
どうやら、イアンの選んだルートを行ったがために、
わたしがミッジに食われまくったのに少しは気がとがめているらしい。


まあ、ミッジのいない場所を歩けるなら、その方がいい。
「山登りでもいいよ」とは、わたし、言わないでおくことにする。
イアンも、これ以上、わたしに恨まれたくはないだろう。


それにしても、その小さな島へは、
フェリーでわたるのかなあと思っていたら、
ターベットに寄ってかゆみ止めを買い、
さらに西をさすこと、10分あまり……。


「ついたぞ~」


と、イアンが言うので、
その行く手を見ると、コンクリートの橋がかかっていたのでした。
氷河がけずってできたスコットランドの北西部の島々の地形、
海岸線が海岸線とも思えないほどに入り組んでいるので、


海というより、川にかかる橋をわたる感覚で、
あっけなく、今日のウォーキングの目的地、
スカルピー島(Scalpay)へついてしまったのでした。


島のはしっこに車をとめ、歩きはじめると、
すぐに民家はとだえ、視界がひらけてきました。
急なのぼりはないけれど、湿地帯で足もとが悪いのが難。


けれども、歩いているうちに、
低くたれこめていた灰色の空が、じょじょに明るみをまし、
ついに、お日さまが顔をのぞかせたのでした。


すると、眠れない一夜をすごしたけだるさも、
お日さまの光にとかされ、蒸発していくかのようで、
いつしか気分も高揚してくるのでありました。


海の景色が姿をあらわしました。

P8090021a.jpg

そうして、眼下遠くに灯台が見えたので、

P8090025a.jpg

「よ~し。あの灯台のところまで歩いて、
お昼にしよう~」


ということになったのでした。
が、実は、これがなかなか……。

P8090023a.jpg

いったん姿をあわらした灯台は、
いつのまにか視界の中から消えてなくなったり、またあらわれたり、
今、そこに見えたと思ったのに、なぜか、また遠のいていたり、
まるで、砂漠にうかぶ蜃気楼のように、
どうしたわけか、その足もとへは思うようにたどりつけないのでありました。


ですが、ついに、
灯台の姿をはっきりととらえることができました。

P8090034a.jpg

というわけで、納得して、
灯台を見おろす日当たりのよい高台で、
おにぎりお弁当を広げたわたしたち……。


ルイスとハリス島へきて、1番の陽気になったので、
ゆかりとワカメの塩味のきいたおにぎりと、
冷たい日本茶の喉ごしが何ともこたえられないごちそうなのでした。


と言っても、日本茶はわたしだけで、
イアンは、保温ポットにつくってきたミルクティー、
ユインは、コーク缶だったんですけどね。


お昼を終えると、
ユインは、ヘザーのしげみに身を投げ出し、

P8090030a.jpg

その斜面を、

P8090031a.jpg

灯台の敷地の石塀まで、ころころころと転がっては、
また、かけのぼって来て、ころころころ……。

P8090032a.jpg

図体ばかりは大きく育ってしまったけれど、
まだまだかわいいもんだなあ~。


イアンとわたしも、へザーのしげみに、ごろん。
ぽかぽかとした日ざしの中で、
昼下がりののどかなひとときを楽しんだのでした。

P8090028a.jpg

帰り道も、そう急なのぼりくだりはなかったかわりに、
わが家のウォーキングとしては、かなり長めの道のりを歩いて、
ようやく、車を止めた場所にたどりつこうとするころ、


いやに暗くなったなと思った空から、
ぼとぼとと大粒の雨が……。


どうやら、ルイスとハリス島のお天気、
まったくぬれずに1日を終えることはできないように
仕組まれているような……。


ってわけで、この日も、
毎日の慣例にもれず、雨のシャワーに見送られ、
帰途についたわたしたち一家なのでありました。





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