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愛を分析してはならない
2008/01/20(Sun)
平日の朝は、なかなか目がさめないくせに、
休日の朝、目がさめると、
いつまでもベッドの中でごろごろしているのがいやなイアン。


目ざまし時計が鳴れば、
バネ仕掛けの人形のようにはね起きるけど、
休日の朝くらい、ベッドの中でごろごろしていたいわたし。


だから、休日の朝は、目がさめるとベッドをぬけ出したいイアンを、
何とかベッドのとなりにとどめておこうと、子泣き爺(じじい)になってみる。


それでも、石になってしがみつく腕力と脚力とスタミナにも限界があるわけで、
口先も動員して、なだめたりすかしたりしているうちに、
ときには、イアンがのってくることもある。


まあ、このように……。


「ある女性ドライバーが、整備工場に車をもっていって言ったんだ。

『710(セブンテン)をちょうだい』

『710(セブンテン)……?』

車の整備工場の店員は、頭をかしげるばかり。
そこで、これじゃあ、埒(らち)があかないと思った女性ドライバーは、
整備工場の店員を自分の車のところまで引っぱっていき、

勢いよくボンネットをあけると、
その中のあるキャップを指さして、

『これよっ!』

と、言ったわけだ。

整備工場の店員がそのオイル(OIL)のキャップを見ると、
文字が、180℃回転してたってわけさ」



はははっ。なっ。おかしいだろっ。
イアンの口調はそう言っているのだけれど。


「ふ~ん。でもさあ。
車運転してる人が、オイルも知らないもんかなあ~」



と、率直な感想を述べると、


「ただのジョークじゃないか。分析するもんじゃないよ」


「まあ、それは、わかっているけどさあ」


じゃないと、笑えないどころか。
なあんだ、そんな話、よく考えてみると、
嘘っぱちじゃ~んってことになっちゃうもんね。


会話がとぎれると、
イアンの肩に頭をのせている耳に、
イアンの心臓の鼓動が聞こえてきた。


「イアンちゃん。聞こえるよ」


と言うと、


「なんて言ってるんだと思う?
I love you I love you I love you ……
って言ってるんだよ」



「じゃあ、言わなくなったら、
もうわたしのこと愛してくれてないってこと?」



「そんなことはないさ。声に出して言わないだけで、
言わなくなったあとも、ずっとずっと愛しているさ」



神も、あの世も、霊魂の存在も、
まるで信じない無神論者が、
ほんとうにそんなふうに思ってるはずないじゃん。


とは思ったけど、
でも、それ以上は、つっ込まないことにした。


じゃないと、
なあんだ、そんな話、よく考えてみると、
嘘っぱちじゃ~んってことになっちゃうもんね。


ジョークだけではなく、
きっと、愛の言葉も、分析してはならない……。





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