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1月病「ジャニュアリー・ブルー」
2008/01/28(Mon)
イギリスには、「5月病」はありません。
イギリスでは、9月に新学年がはじまることを考えると、
「10月病」がありそうな気がしますが、


実は、日本の「5月病」に相当するのは、「1月病」です。
「ジャニュアリー・ブルー(January Blues)」と呼ばれています。
日本の「5月病」と共通点もあるものの相違点もあります。


共通点は、1年のうち、ある特定の月に起こること。
やる気満々で、わくわくと気分が高揚していた翌月、
ふと気がつくと、自分のおかれている状況に違和感を感じる。
何となく気持ちがふさいで、そのうち落ち込んでしまい、
最悪の場合、うつに陥ってしまうといった点です。


相違点は、日本の「5月病」が、
ピカピカの大学1年生や新入社員に限定されているのに対して、
イギリスでは、だれにでもおこる可能性があることです。


「ジャニュアリー・ブルー(January Blues)」は、
イギリスでは最大の年中行事であるクリスマスに、
うかれ騒いで楽しいときをすごしたあと、
新年を迎え、クリスマス休暇があけて、
仕事やふだんの生活に復帰したあとにおこります。


新年には、イギリスでも、念頭の誓い、
ニュー・イヤーズ・レゾリューション(New Year’s Resolution)を
たてる習慣があって、多くのイギリス人が、
今年こそはと心に誓って、思い思いの目標をたてます。


ところが、長かったクリスマスの休暇明け、
ふだんの生活ペースにもどすだけでも大変なのに、
元旦に設定した念頭の誓いを実行するには、
なみなみではない意志力が要求されるというわけなのです。


そのような状況に、外的な要因も追い討ちをかけてきます。
イギリスは、北欧なみに緯度が高く、
12月と1月は、午後4時には日没を迎えます。


さらに、ほかのヨーロッパ諸国にくらべ西に位置するために、
大西洋から湿った空気が流れ込んできてお天気がぐずつきやすく、
冬のあいだの日照時間は、極端に短いのです。
夜が明けずに日が暮れると感じる日々がつづきます。


穴ぐらにもぐりこんだように暗い冬のさなか、
クリスマスのお祭り騒ぎのあとの虚脱感と、
思ったように念頭の誓いを果たせない挫折感にみまわれて
1番気分の落ち込みが激しくなるのが、
1月の最後のフルウィーク(7日ある最終週)の月曜日。


今年の場合だと、今週は、丸々1週間残っていないので、
先週の月曜日、1月21日ということになるのですが、
統計的には、毎年、この日がイギリスの年間自殺者の
最多を記録する日なのだそうです。


12月25日は、クリスマス。
イエス・キリストの誕生日ということになっていますが、
ほんとうは、そうではないのだそうですね。


いつだれが決めたのかはわからないけれど、
それを、1月25日にしておいてくれたら、
少しは事情が異なっていたのかもしれないのになあ
と思ったりするわたしです。


イギリスに暮らしていると、
だれでも大なり小なり気分の落ち込む1月、
深刻なジャニュアリー・ブルーに陥らないためには、


適度な運動をすること、
外に出て、お日さまの光をあびることなのだそうです。
厚い雲のむこうからであるにしろお日さまの光は、
地上にとどいているのだそうです。


さいわい、すでに、1年で1番落ち込みの激しい
1月最後のフルウイークの月曜日は終わり、
もう目の前、1月も終わろうとしています。


そろそろ、スノードロップが冬の大地を割って
可憐な頭をもたげ、



そのあとを追って、クロッカスが、
そして、そのあとには、スイセンがお日さま色の花を開いて、
春の訪れを告げるラッパを吹き鳴らす日もそう遠いことではありません。


もうその先の角を曲がると、
イギリスの長くて暗い冬のトンネルの出口が
見えてきそうな気がします……。





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