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イギリスの秤(はかり)はガンコもの
2008/01/31(Thu)
わが家のキッチンで15年来愛用している秤(はかり)が、
最近、ウソをつくことに気がついたので、
デジタル表示の秤(はかり)に買いかえました。

P6230004Aa.jpg

というわけで、
今日は、イギリスの秤(はかり)についてのお話……。


まずは、その名まえ。
英語では、秤(はかり)は、たったの1台でも、
いつも複数形の「s」をくっつけて、「スケールズ(scales)」です。


単数形「スケール(scale)」にすると、
「スケールがでかい」の「スケール(規模)」とか、
魚のウロコ1枚、水あかや、歯石の意味になってしまいます。


どうして、いつも複数形になっているのかというのは、
秤(はかり)のオリジナルが天秤(てんびん)ばかりで、
天秤の両端にぶらさがっているお皿が2枚だったから。
なんてことは、わたしだってすぐに気がつくわけなんですが……。


そして、秤(はかり)のほかにも、
たったの1挺(ちょう)でも、2枚の刃を持つはさみは、シザーズ(scissors)。
ズボンは、トラウザーズ(trousers)。パンツは、パンツ(pants)。
足を入れる部分がふたつありますからね。
同じ理由で、パジャマも、パジャマーズ(pyjamas)です。


だけど、たとえば、いつもペアではかれる
靴下は、片方だけだとソックス(socks)ではなくて、ソック(sock)。
靴も、片方だけだとシューズ(shoes)ではなくて、シュー(shoe)。


ということならば、
お皿がひとつだけの上皿秤(うわざらばかり)だって、
「スケールズ(scales)」ではなくて、
「スケール(scale)」になるべきなのではないのでしょうか?


ところで、イギリスの秤(はかり)が、
ガンコに固持しているのは、
オリジナルの名まえばかりではありません。


というのは、こちら……。

P6230007Aa.jpg

グラム表示(KG)とポンド表示(LB)との切り替えボタン。
実は、これまで愛用していた秤にも両方の目もりがついてたんですけどね。
グラム表示しか目に入っていなかったのでした。


インベリアルメジャーメント(Imperial Measurement)と呼ばれる
イギリス古来の重量の単位ポンド やオンス(ounce) ストーン(stone)、
長さの単位マイル(mile) 、ヤード(yard) 、フィート(feet) 、インチ(inch)などは、
今も、イギリスでは一般的に使用されているのですが、


(例えば、イギリス国内仕様の車についている速度表示計の目もりも、
時速キロメートルと時速マイル表示の両方です)


どうやら、ヨーロッパのほかの国々では、
日本同様、フランス生まれのメートル法が使用されていて、
インベリアルメジャーメントはすたれてしまっているもよう。


だというのに……。

P6230012Aa.jpg

秤の説明書の言語、ヨーロッパ各国語で書かれてるということは、
この秤、ヨーロッパ各国で売られているってことになるかと思うんですが、

P6230009Aa.jpg

イギリス以外では、ポンド表示への切り替えボタンなんて
いらないはずなんですけど。
でも、なぜかガンコについているんですよね。


イギリスでも、野菜や果物を売るのに、
キログラムで表示するように法制化されているし、
学校でも、子供たちにメートル法を使うように
奨励してるんですけどねえ。


この先、イギリスが世界の中心に返り咲くことなどなく、
メートル法が今の世の趨勢(すうせい)であることも、
みんな、ちゃんとわかっちゃいるのだけれど、


今の時代のハイテク商品であっても、
やっぱり、イギリスの秤は、頑固一徹(がんこいってつ)、
古来の名まえと重量単位の伝統を守りつづけているってわけなのですね。





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