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冬の大地の見る夢 1
2008/02/05(Tue)
イギリスのお天気は、気まぐれ。
その変わりやすい空もようは、
1日に1年分のお天気が同居しているとも言われますが、


いえいえ、そんなものじゃありません。
まるで魔術師の手のひらの上にのせられた大地が
夢とうつつの境をさまよっているかのような風景を
刻々とくり広げることがあるのです。


今日は、ある冬の日に、わたしたち一家が出くわした
そんな田舎の風景をご紹介しようと思います。


その日、わたしたちが出かけたのは、
これまでにも、ご紹介したことのある小さな村
ブランチランド(Blanchland)とその背後に広がる丘。


(夏と冬の風景を見くらべてみようと思われる場合は、こちらから。
可憐な花とブランチランド 1
可憐な花とブランチランド 2
可憐な花とブランチランド 3」)


まずは、ブランチランドの村へむかう路上からのぞめる野原。

PC240003a.jpg

冬でも、羊たちは、もくもくと霜のおりた牧草をはんでいます。

PC240013a.jpg

イギリスの冬の太陽は、いつも空の低い位置にあって
するどい光で目をさすので、お天気のよい冬の日のドライブには、
サングラスが欠かせません。

PC240009a.jpg

ブランチランドの村へ到着すると、村の中心にある広場へむかいました。
夏には、開放されていた郵便局のドアも、
凍てつく冬の日には、しっかりと閉ざされています。

PC240017a.jpg

人影のない村をはなれて、丘へむかう小道を歩いていると、
廃墟の建つ野原にふりそそぐ日の光が、
キラキラとまばゆいばかりに輝いていて……。

PC240036a.jpg

道ぶちの雑草の上にもふりそそぐのですが、
ぎっしりと白いトゲがつきたったかのような霜にとける気配はありません。

PC240044a.jpg

ゆっくりとした勾配の小道をのぼりつめると、
だだっ広い野原に出ました。


360度視界が開けたまん中に立って、
ユインが見あげているのは、

PC240064a.jpg

まっ逆さまに吸いこまれていきそうな、

PC240065a.jpg

ぬけるように高い空……。

PC240063a.jpg

すみわたる空の青さにみがきをかけているのは、
冷たくはりつめた空気なのでしょうか。


鋭利な刃物のような太陽の光に照らされて
白くかすむ景色をながめながら丘をくだっていくと、

PC240070a.jpg

反対側から村へ入る小道ぞいの牧草地で、
凍てついた風景の中にたたずんでいる羊たちに出くわしました。

PC240098a.jpg

村へ足をふみ入れると、
夏には、かど口に花の咲きこぼれていたコテージも、
ひっそりとしたたたずまいを見せて、

PC240118aa.jpg

人影も、絶えてないのでした。


コテージの角をまわると、

PC240120aajpg.jpg

再び、村の中心の広場が見えてきました。

PC240020a.jpg

ホテルのあたりにも、

PC240121a.jpg

村はずれの駐車場へむかう道にも、人影はありません。

PC240124a.jpg

ひたすら春の訪れを待ちわびて、
今は、ひっそりと冬眠しているかのようなブランチランドの村と、
丘の上からながめた目にしみる空の青さに別れをつげ、
わたしたち一家、帰途についたのでした。


その途上で、思いもかけないもうひとつの真冬の風景が
わたしたちを待ちうけていることを、
そのときは、まだ、知らないまま……。





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