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冬の大地の見る夢 2
2008/02/06(Wed)
今日のお話は、昨日のお話、
冬の大地の見る夢 1」からつづきます。


目にしみるような空の青さに魅せられ、
ブランチランドの村と丘のウォーキングを終え、
帰途についたわたしたち一家……。


田舎道に車を走らせていると、
ダーウェント・レザヴォアー(Derwent Reservoir)が静かな湖面をたたえ、
眼下に広がっているのが目にとまったのでしばらく車をとめました。

PC240136a.jpg

それから、再び車に乗りこみ、
車を走らせること、ほんの数分後のこと……。

PC240139a.jpg

急に空が暗くかげり、あたりの景色が白く凍てつきはじめたのです。


そして、さらに、2、3分後には、
わたしたち、すっかりフリージングフォッグ(freezing fog)と呼ばれる
凍りついた霧の中に飲みこまれていたのでした。

PC240143a.jpg

ついさっきまで、大地の果てまでをおおっていたぬけるような青空も、
その青空からはげしい日の光を投げかけていた太陽の姿も、
すっかり消えてなくなってしまいました。


と、思ったら、

PC240146a.jpg

乳白色の霧にけむる灰色の世界のかなたに、
真昼の空にかかる月のような
心もとなげな白い太陽の姿が……。


この霧の世界をぬけると、そのむこうでは、
今もあの同じ太陽が、まばゆい光のシャワーをふりそそいで、
あたりの風景をきらめく色彩にそめぬいているはずなのだけれど……。


果たして、わたしたちがつい先ほどまで目にしていた
青くそめぬかれた空と光に満ちた世界の広がりは、
幻だったのでしょうか。


それとも、この墨色にけむる世界の方が、
凍てつく霧がわたしたちに見せている
冬の日のはかない幻想なのでしょうか。


PC240152a.jpg

イギリスの真冬の大地は、ときとして、
うとうとまどろんで夢を見るのかもしれません。
その夢の中に、まよいこんでしまった人の目を通して……。





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