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イギリス家庭の水道水は鉛入り!?
2008/02/07(Thu)
それは、8年ほど前のこと、今の家に引っ越していくる直前、
かかりつけのクリニックで何気なく手にとったパンフレットに
目をおとして、ぎょっ!



そのパンフレットによると、イギリスの家庭に引かれている水道管、
昔は、鉛の水道管だったらしいのです。
けれども、鉛の害が知られるようになって、
本管は、すでに鉛をふくまない水道管に交換されているのですが、


個人の敷地内の水道管の管理は、
それぞれの家の所有者の責任になっているので、
家の所有者が交換しないかぎり、オリジナルの鉛の水道管のまま。

P6260003a.jpg

青色Mains Pipeが、水道会社の管理で、
水色Water supply pipeの部分が、その家の所有者の管理。
ちなみに、Footpathは、車道と家のあいだにある歩道。
External stop tapは、外部の水道の栓で、
Property boundaryは、敷地の境界線です。


というわけで、パンフレットの呼びかけているのは、


健康のために、古い鉛の水道管を
新しい水道管にとりかえましょう!



ということなのでした。


近いところでは、つい去年も、
中国製のおもちゃに鉛が使われていたという
世界的に物議をかもしたニュースがありましたが、


歴史的にも、古代ローマ帝国を滅亡に導いた一因が、
ローマ人の鉛中毒であったというおぼろげな記憶がよみがえり、
そのときのわたしを驚愕(きょうがく)とさせたのでありました。


これは、大変~っ!
と、そのパンフレットを大事に持ち帰ったわたしは、
イアンの目の前に広げて、


「引っ越ししたら、
まず水道管を調べて、もし鉛だったら、
いの一番に交換しようねっ!」



と訴えたわけなのでした。


まあ、そのとき、すでに6年間暮らしていた築100年のフラットで、
6年と、もしかすると、それ以前に暮らしていたコテージやフラットでも、
鉛入りの水道水を飲んでいたかもしれないのですが、
それは、もうあとの祭り、仕方がないとあきらめて、


今の家に引っ越してきた直後、
水道の蛇口や洗濯機につながれている水道管を確認してみたところ、
鉛色ではなくて赤がね色をしているし、


イアンも、「これは、コッパー(銅)だよ」と言うので、
さあ、これからは鉛入りの水道水を飲まずにすむと安心していたのでしたが、


その後、2年ばかりしてわが家を見舞った地盤沈下騒ぎで、
あちこち地面をほじくりかえしていたときに、
地下にもぐっている部分の水道管は、
まだ鉛のままだったということがわかったのでした。


わかってすぐに、水道会社に連絡し、
新しい水道管に引きなおしてもらったので、
現在のわが家の水道水には、鉛は入っていないのですが、


近年新築された家はともかく、イギリスには、
わが家のように築80年くらいの家などざらに存在し、
オリジナルの鉛の水道管が使用されていることがあるのです。


まあ、イギリス全国、水道の本管は鉛ではないので、
本管から個人の家のキッチンの蛇口までのあいだのこと、
危険な濃度の鉛がとけだして水道水に混入しているとも思えませんが、


鉛って、いったん、体の中に入ると出ていくことはなく
蓄積されていく一方だそうですからね。
体の中に入れないにこしたことはありません。


というわけで、
もし駐在、留学などで、イギリスに長期滞在され、
家を借りられる方は、その家の前の歩道を、ご注目!

P6190049a.jpg

先の図でご紹介したように、それぞれの家の前の歩道には、
外部の水道の栓(External stop tap)が
設けられているはず。

P6190087a.jpg

こちらは、わが家のご近所の水道栓です。
その地域によって、ちがいはあるかと思いますが、
注目していただくのは、水道栓のふたの新旧。


一目瞭然ですが、いかにも古い右の家のは、
いまだにオリジナルの鉛の水道管のまま。
左の新しいのは、新しい水道管に交換されてます。


なんてことも、借家選びの目安のひとつとして、
お役立ていただけるとうれしです。


イギリス在住の方で、水道管を新しくしようと思われる場合は、
現在の正確な費用はわかりませんが、
6年前のわが家の水道管の交換費用は300ポンド台でした。


ところで、わが家のご近所、
オリジナルのままの水道管の家って、まだまだけっこうあるんです。
お皿洗いにかんしてもそうとう無頓着なイギリスの人々、
とうやら、鉛入りの水道水もそれほど気にかけてはいないみたいです。





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