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イギリスの結婚事情Q&A
2008/03/14(Fri)
先日、日本の高校生のちひろさんから、
イギリスの結婚事情についての質問メールが届きました。
その質問に対して、わたしが体験したり、
見聞きしたりしたことをお返事したのですが、


イギリスの結婚について勉強されているちひろさんの質問は、
わたしの知らない伝統的なイギリスの結婚式についてふれられていて、
ああ、そうだったのかと思うことが多々ありました。


そして、ふと、このブログを読みに来てくださっているみなさんの中にも、
イギリスの結婚事情について興味をもっていらっしゃる方が
あるのではと思いあたったのでした。


そこで、今日は、ちひろさんに了解を得て、
ちひろさんとわたしのメールのやりとりの一部をQ&Aという形で、
このブログに転載させていただくことにしました。



Q.
初めまして。「イギリスの結婚事情」と検索したら、ここを見つけました。
私は今、学校の論考でイギリスと日本の結婚の違いについて調べています。
文献ではイギリスでは結婚式の費用は全部花嫁の父親が持つ
と書いてありましたが、今でもそうなのでしょうか?
ご返事いただけたら幸いです。



A.
はじめまして。みやこです。
伝統的には、結婚式の費用は花嫁の父親が持つ
ということになっていたらしですが、
今は、必ずしもそうではないようです。


わたしの場合は、夫イアンの両親はすでになかったので、
自分たちだけで、できるように工面して結婚式を挙げました。
わたしでお答えできることがあれば喜んでお答えします。



Q.
お返事ありがとうございます。
今はそうでもないんですね。
私が読んでいる文献がヴィクトリア朝時代の結婚について
多く書かれているものなので、
現代の日本とあまり比較できなくて困っていました。
その文献によると、結婚式の費用を花嫁の父親が持つという習慣は
今でもかなり守られていると書いてあったので。


日本は明治時代、20世紀初頭にはまだ「自宅結婚式」が一般的で、
ヴィクトリア朝時代のイギリスもそうだったようですが、
現在はどうなのでしょうか?
また、結婚式に出席できなかった親戚や友人には
後日ケーキを郵送する習わしは今でもあるのでしょうか?
ご存知の範囲で構いませんのでよろしくお願いします。



A.
まずは、ご質問の「自宅結婚式」ですが、
結婚式ではなくて、披露宴(こちらでは、「レセプション」と呼ばれています)の
ことかと思うのですが、
現代は、ホテルやパブや、ブログにも載せている
以下のような場所で行われるようです。
http://fromuk.blog101.fc2.com/blog-entry-45.html
http://fromuk.blog101.fc2.com/blog-entry-46.html
http://fromuk.blog101.fc2.com/blog-entry-47.html
(ただ上記のは、レゼプションのあとのイブニングの集まりだそうです)


また、以下のお城やお屋敷などでも、
結婚式やレセプションを受けつけています。
http://fromuk.blog101.fc2.com/blog-entry-104.html
http://fromuk.blog101.fc2.com/blog-entry-105.html
http://fromuk.blog101.fc2.com/blog-entry-173.html
http://fromuk.blog101.fc2.com/blog-entry-174.html


ちなみに、わたしたち夫婦は、
レジストリーオフィスと呼ばれるお役所で式を挙げたあと、
居候していた夫イアンの兄の家で、近くのスーパーからとったビュッフェで
出席してくださった方々に食事をしていただきました。
招かれて出席したことがあるのは、ホテルとパブです。
自宅に招かれたことはありません。


後日ケーキを郵送する習わしについては、
わたしは、実際に経験したことはありません。
イアンによると、まあ、そういう場合もあるだろうとのことです。
レセプションに出ていただいたこともありますが、
いただかなかったこともあります。
ほんとにわたしの知っていることだけですが、お返事まで。



Q.
お返事ありがとうございます。
日本人の感覚として見れば、
ずいぶん立派なお城で披露宴を開いている割には
質素(失礼)というかラフな感じなんですね。
日本のように「これぞ結婚式!」という格式ばってる
という感じがないように思いました。


みやこさんの結婚式は登記所での結婚式だったんですね。
色々調べましたが条件が沢山あって驚きました。
通知の前最低7日間は登記所のある地区に住んでないといけない、
父親の詳しい職業を記入しないといけないなど・・・
正直面倒だなと思いました。


その登記所というのは日本でいうと市役所のような所なのでしょうか?
その市役所で結婚式をあげるという感じなのでしょうか?
また、結婚式当日に2人の証人が必要だということですが、
証人の方は何かするのですか?


ケーキの習わしはあまり行われていないんですね。
もともとイギリスでは日本のように
引き出物のようなものは存在しないのでしょうか?
乱筆にて失礼致しました。  



A.
イギリスの披露宴、日本よりずっと質素です。
ただ、どうやらトニーのは披露宴のあとの2次会のようでした。
わたしたち夫婦が招かれた1番豪華な結婚式は、
北アイルランドのそれこそお城のようなホテルでだったのですが、
ディナーの席はしつらえられていたものの、
日本のような引き出物は一切ありませんでした。


いただいて帰るのは、ウエディングケーキくらいのものです。
出席しなった人にケーキをわざわざ郵送するかどうかはわかりませんが、
出席者にケーキを配る習慣はあります。


レジストリーオフィスは、市役所に属する課のようなものだと思います。
わたしたち夫婦が結婚した田舎の町のレジストリーオフィスは、
市役所ではなかったのですが、
わたしたちが現在在住するニューキャッスルでは、
シビックセンター(市役所)の中にレジストリーオフィスがあります。


そう言えば、申し込んで何日間は、
これこれしかじかの者たちが結婚をするけれども、
という内容の張り紙がレジストリーオフィスに張り出されました。
重婚を防ぐためなのだとか。


ウイットネスと呼ばれる証人、わたしたちも1人ずつ友人に頼みました。
式の直後に、書類にサインをしてもらいました。
それで、結婚が正式のものになるとのことです。
こちら、遺書を有効にするのにも証人のサインが必要です。


重婚や、結婚に異議を唱える人がいないか張り紙を出すのも、
証人が必要とされるのも、
もしかするとイギリスには戸籍がないせいなのかと思います。


日本のようにしっかりとした戸籍があれば、
過去の結婚暦なり、素性なり、簡単に確認できますが、
家制度のないイギリスには、戸籍もないのです。


子どもが生まれると、バースサティフィケイト、
結婚すると、マリッジサティケイトと呼ばれる証明書を
レジストリーオフィスで作ってもらい、個人が所有し、
レジストリーオフィスににもその記録が保管されます。



Q.
結婚事情はイギリスと日本ではほとんど違うのですね。
宗教からくるものもあると思いますが。
みやこさんからいただいた情報を参考に
取り合えず論考を書いてみようと思います。
協力していただいているイアンさんにも宜しくお伝えください。



ちひろさんのイギリスと日本の結婚の違いについての論考の執筆、
はかどりますように……。





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