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これ、ユインの選択なんですが、あなたの選択は?
2008/03/27(Thu)
それは、去年の今ごろのこと。
ユインが学校から手紙をもらって帰ってきて言うことには、


「来年、ロシア語がやりたいんだけど」


えっ……?
学校からの手紙は、来年度(イギリスの学校は9月が新年度)の
外国語選択についての説明と希望科目記入用紙だったのでした。
そのとき、ユインはコンプリヘンシブスクール(日本の中学+高校)の
2年めで、それまで選択教科はなく外国語はフランス語を習っていたのでした。


どれどれ、イアンとわたしが外国語選択についての説明を読んでみると、
選択肢は、フランス語、ドイツ語、そして、ロシア語の3か国語からひとつ。


「どうして、ロシア語がやりたいんだ?」


イアンの問いに、ユインが答えたことには、


「フランス語、やりたくないから」


「なら、ドイツ語やれよ」


イアンは、ロシア語よりドイツ語の方が将来役立つ可能性が高い
という意見なのでしたが、
わたしは、フランス語をつづけるべきだと主張したのでした。


というのは、イギリスでは、16歳の年にGCSEと呼ばれる
教科ごとに行われる全国統一の資格試験を受けるのですが、
その成績は、大学の入学にも影響を及ぼすことがあったり、
社会人になったあとの履歴書にも記入されることになるからです。


ユインがフランス語をつづければ、5年間フランス語を勉強して
GCSEの試験を受けることになるわけですが、
ドイツ語か、ロシア語を選択した場合は、
3年間の勉強で同じレベルのGCSEの試験を受けねばならないのです。


「だから、もう2年もフランス語やってるんだからさあ、ユイン。
楽して、いい点とろうと思ったらフランス語にすべきだよ」



と、まあ、こんこんと、「楽な道を行けっ!」と入れ知恵してやったのに、
結局、ユインはロシア語を選択し、今年は、ロシア語を習っているのです。


そして、1か月ほど前のこと。
ユインが学校から手紙をもらって帰ってきて言うことには、


「来年、ロシア語がやりたいんだけど」


えっ……?
学校からの手紙は、来年度(この9月から)の選択科目についての
説明と希望科目記入用紙だったのでした。


どれどれ、イアンとわたしが選択科目についての説明を読んでみると、
GCSEの試験にむけて取り組む教科の選択だったのでした。


聞くところによると、外国語は強制という学校が多いのですが、
ユインの学校は、来年度から外国語は選択になっていて
必ずしも取らなくてもよくなったのでした。
つまり、外国語のGCSEの試験も受けなくてもいいのです。


「なのに、どうして、ロシア語やりたいの?」


「そうだよ。ロシア語やるなら、地理をやれよ」


イアンは相変わらず、ロシア語より地理の方が、
将来役立つ可能性の高い科目であるという点で、
ロシア語選択に反対するのでしたが、


わたしは、地理も、自分の苦手な科目である上に、
避けて通れる外国語をあえて選択するのか、
やっぱり、どうしても納得がいかないので、


「ロシア語やりたいのは、ロシアに興味があるから?」


と聞くと、ぼそりと、


「別に」


そうだよね~。
それに、まさか、ユインにかぎって、
ドストエフスキーとかトルストイに興味があるなんてことは、
どう転んでもありえないわけで、


「じゃあ、どうして、ロシア語やりたいのよお~?」


と聞くと、


「変わってるから」


口数の少ないユインがぼそぼそ言うことには、
他のヨーロッパの言語とくらべ、ロシア語の風変わりなところに
興味をおぼえるらしいのですが、


将来のこともふくめて、どこまで真剣に考えているのかいないのか。
それから、ほぼ1か月がすぎ、選択希望教科の提出日は、3月28日。
つまり、気がつくと、もう明日に迫っていたんですよね~。


というわけで、
いよいよ決着をつけるタイムリミットが来てしまったので、
ゆうべは、また家族3人で同じ議論をむしかえしたものの、


結局、ユインは、イアンのすすめる地理もとらず、
外国語を避けることができるという、
わたしなら、いの一番に飛びつく選択もしりぞけ、


今朝は、自分の選択希望を記入した用紙をたずさえて
登校していったのでした。
さて、もし、あなたがイギリスの中学生だったら、
あなたは、どの選択科目を選択しますか?


[主要科目で選択の余地のない科目]
Math(数学)
English(国語)
PE(体育)
RE(宗教)
Citizenship(日本の道徳のような科目)


[主要科目ではないけれど、選択の余地のない科目]
(イギリスでは、学校ごとに力を入れる科目が決まっていて、
ユインの学校は、理科とITが強化科目になっているのです)
Science(理科)
ICT(コンピューター)


[選択1]
French(フランス語)
German(ドイツ語)
History(歴史)
Geography(地理)
Drama(ドラマ)
Media Studies(新聞や本、映画などをあつかう科目)
Music(音楽)

ユインの選択は、History(歴史)


[選択2]
Russian(ロシア語)
German(ドイツ語)
Music(音楽)
Drama(ドラマ)
Art & Design(美術)
Resistant Materials(ユインによると技術科の木工、金属加工)
Systems & Control(ユインによると技術科の電気関係)
Graphic Products(ユインによると美術みたいなの)
Textiles Technology(家庭科の裁縫)
Food & Nutrition(家庭科の食物)
Media Studies(新聞や本、映画などをあつかう科目)
GCSE PE(体育)

ユインの選択は、Art & Design(美術)


[選択3]
French(フランス語)
German(ドイツ語)
Russian(ロシア語)
Media Studies(新聞や本、映画などをあつかう科目)
History(歴史)
Geography(地理)
Psychology(心理学)
BTEC Sport(ユインによるとスポーツ)
Performance skills(ユインによるとドラマみたいな科目)

ユインの選択は、Russian(ロシア語)


最終的には、イアンもわたしも、
ユインの興味のある科目を勉強すればいいかというところに
落ちついたのでした。


それに、去年の場合は、ロシア語をやりたい理由が、
フランス語をやりたくないからだったのでしたが、


今年、ユインがロシア語をやりたい理由は、
他の科目がやりたくないからではなくて、
ロシア語がやりたいから。


ということは、この1年のロシア語はむだではなかったし、
去年のユインの選択もあながちまちがってはいなかった
ということになるのかもしれませんね。





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