スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
分別(ふんべつ)ある分別(ぶんべつ)?
2008/04/03(Thu)
これも、一種の逆カルチャーショックなんでしょうか?
わたしが日本に帰るたびに、まあ、こんなに~っ!
と驚かされたり、感心させられたりするのは、
なんと言っても、日本のゴミの分別(ぶんべつ)です。


日本で、ゴミの分別の現場に立ちあうたびに、
というのは、つまり、手にしているゴミを、
せまいキッチンで1番幅をきかせている数々のゴミ袋の中の、
いったいどれに放りこむべきなのか思案にくれるたびに、


この世の中、けっしてステレオタイプで人を見てはならない。
ってことはわかっているのだけれど、
やっぱり、それそれの国や民族には、
おおまかにくくることのできる国民性や民族性といったものが
存在するのではなかろうかと感じてしまうのです。


というわけで、今日は、イギリスでの家庭ゴミの分別について。
地方によって多少異なる点があるかとは思いますが、
まあ、そう大差はないと思われますので、
わが家のあたりの場合を一例としてご紹介いたします。


正確な年月日は記憶にないのですが、3、4年ほど前のことだったかと。
わたしたち一家の住む北イングランドのニューキャッスル市でも、
地中に埋める一般ゴミとリサイクルゴミとの分別がはじまったのでした。


それに先立って、ひと抱えほどあるリサイクル用のゴミ箱が
各家庭に配布されました。
つまり、個人でゴミ専用のゴミ袋を買う必要も、
何種類ものリサイクルゴミに分ける必要もないというわけです。


リサイクルゴミは、みんなまとめてひとつのゴミ箱にぶちこんで、
2週間に1度、定められたリサイクルゴミの収集日に
玄関先に出せばいいのです。


まあ、このように……。

P1000050a.jpg

このリサイクルゴミ箱に入れるべきゴミは、
新聞紙、雑誌、ダイレクトメール、白い電話帳。
ただし、本はダメ。段ボールも、封筒も、
イエローページと呼ばれる黄色い再生紙に刷られた電話帳もダメ。


キャップをとってすすいだペットボトルとガラスボトル。
ふたをとってすすいだガラスビン。

他のガラス製品や壊れたガラスボトル、ガラスビンはダメ。
ヨーグルトやその他の食品のプラスチック容器もダメ。
レジ袋もダメ。


ぼろぼろの服や毛布やシーツ類など。
まだ使用に耐えるものは、
近くのチャリティーショップに持っていってとのこと。


ちなみに、このリサイクルゴミ箱の容量は55リットルなのですが、
対象となるリサイクルゴミを考えると、なるほど2週間に1度の収集でも、
この大きさでじゅうぶん間に合うわけなのですね。


ですが、ゴミ箱に入りきらないほどのリサイクルゴミがある場合は、
一般のゴミ袋やスーパーのレジ袋などに入れて出しておくと
ゴミ箱のゴミといっしょに収集してもらえます。


集合住宅の場合は、玄関先ではなくて
階下の外までゴミを出さねばならないのだと思うのですが、
一般家屋の場合は、普通のゴミも、リサイクルゴミも、
各家庭の玄関先まで取りにきてくれるので、楽チン。


と、思っていたら、
ほらほら、ガンガラ、ガンガラ派手な音をたてながら、
リサイクルゴミの収集車がやってまいりましたよ~。

P1000053a.jpg

ゴミ集めのおじさんや、お兄さんたちが、
収集車のわきのドアのない出入り口から降りてきて、
一軒一軒の玄関先に出してあるゴミ箱をかかえ、
再び収集車に乗りこむと、ガンガラ、ガンガラ~。


ゴミ箱に入っているそれぞれのリサイクルゴミを分別し、
ド派手な音をたてながら収集車内の
コンパートメントに放りこんでいくのです。


ってことは、ゴミの分別をやっているのは、
ゴミ集めのおじさんやお兄さんたちってことに……?
となると、イギリスのゴミの分別は楽でいいわよね~。


と、日本のみなさんからは、
うらやましがられてしまうかもしれませんが、
それには、ちゃ~んと裏があるのです。


だって、イギリスのどこの地方自治体も、
日本で行われているようなゴミの分別を
この国の住人にさせることが可能だなんて
夢にも思わないんですもん。


でも、しなけらばならないリサイクルはしなければならないわけで、
住民に面倒な手間を押しつける代わりに、
地方自治体が税金を使って労働力を雇っているわけです。


ま、だから、面倒な手間を住民がになって税金を安くあげるか、
税金で面倒な手間をやってくれる労働力を雇うかのどっちか。
この世の中、ちゃんと帳尻は合うようにできているわけなのですね。


ちなみに、リサイクルゴミ以外の一般ゴミの収拾は週1回です。
こちらも、各家庭にフィーリービン(Wheelie Bin)と呼ばれる
キャスターとふた付きの巨大なゴミ箱が各家庭に配布され、
(これも、もちろん、住民税で購入されたもの)

P1000066a.jpg

その中に、リサイクルゴミ以外のゴミを放りこみ、
ごみ収集日に玄関先へ出しておくと、
おおっ。また、でかいのがやってきましたよ~。

P1000060a.jpg

リサイクルゴミの場合は、えっちらおっちら人手を使って
収集車の中へ運ばれていくのですが、
一般ゴミの場合は、なんとこ~んなふうに、
ゴミは収集車の中に消えていくので~すっ!

P1000062a.jpg



P1000063a.jpg

この方式だと、ゴミを出す方も集める方も楽ですね。
それに、ゴミ出しのたびに必要になるゴミ袋も不要です。
その分、資源の節約、ゴミ袋をリサイクルする手間の節約が
できるという利点もあります。


まあ、ときどきは内部を洗わないと、
とくに夏場など、不快な臭いがたちこめたりするのですけれどね。
そこまで行くと、わが家のはイアンがお掃除してくれるのですが、


そこまで行く前に、月に1度の割合で、
フィーリービン(Wheelie Bin)の清掃業者に掃除をしてもらっている
家もけっこうあります。
(これは、税金でではなくて個別の支払いでね)


ってわけで、
ゴミの収集や分別(ぶんべつ)の仕方ひとつをとってみても、
何やらその国の人々の分別(ふんべつ)というものが、
反映されているような気がする今日このごろ……。


「あの~。ゴミ収集車、撮らせてもらってもいいですか?」


と、ブログに載せるための写真撮影を丁重にお願いしてみたところが、
ゴミ収集車のドライバーのおじさん、


「へえ。こんなもんに興味があるのかい?
何なら喜んでそのカメラと交換してあげるけど」



だって~。


う~ん。やっぱり。
わたし、日本人。あなた、イギリス人……。





スポンサーサイト
この記事のURL | イギリス暮らしおもしろ事情 | ▲ top
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。