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古代ローマの要塞ハウステッズで
2008/05/07(Wed)
今日は、メーデーのお休み(毎年5月の第1月曜日)に一家で出かけた
古代ローマ時代の要塞ハウステッズ(Housesteads)の遺跡を
ご紹介しようと思います。


古代ローマ時代の要塞ハウステッズは、西暦124年ごろ、
これまでにも何度かこのブログでご紹介したことのある
ハドリアヌスの城壁(Hadrian’s Wall)ぞいに
ローマ帝国北辺の守りの要衝として造営された要塞のひとつです。


ハドリアヌスの城壁ぞいやその近辺には、
数々の城砦が築かれ、その遺跡が点在しているのですが、
ハウステッズは数あるローマ時代の遺跡の中でも規模が大きく、
保存状態もよいので1年を通して多くの観光客集めています。


ですが、ハウステッズの駐車場に車を乗りつけて遺跡を見学、
「はい、さようなら」では、いかにも、もったいないです。


遺跡内の見学にとどまらず、ハドリアヌスの城壁ぞいに足をのばして、
2000年前の古代ローマ兵が目のあたりにしたのと同じ風景をながめ、
緑の丘をわたる同じ風に吹かれて悠久の時間旅行をお楽しみください。


ハドリアヌスの城壁ぞいで1番ながめのいいのは、
わが家がウォーキングの拠点ともしているスティールリッグ(Steel Rig)、
ハウステッズ(Housesteads)の西側の城壁ぞいに位置しています。


というわけで、今回も、スティールリッグの駐車場に車をとめ、
城壁ぞいをハウステッズへと向かったわたしたち一家なのでありました。

IMG_0025a.jpg

まずは、駐車場の前に立ちはだかる切りたった丘をのぼり、
のぼりきると城壁にそって稜線上を歩きます。

IMG_0019a.jpg

くだりがあったり、またのぼりがあったりの丘を、
城壁とともにのぼったりくだったりを繰り返しながら、

IMG_0035a.jpg

ときには、立ち止まってあたりの風景をながめたり、

IMG_0039a.jpg

ときには、ごろんと寝ころんで日光浴などもしてみたり、

IMG_0043a.jpg

これはと思う風景をカメラにおさめてみたり……。
なんかもしたかったのですけれど、
実は、わたし、デジカメをうちに忘れてきてしまいました~。


じゃあ、どうして、今日ご紹介している撮ったの?
と思われますよね。
実は、イアンが清水の舞台から飛おりて、
一眼レフのデジカメを買ったのですよ~。


ってわけで、今回が、そのカメラの使い初めなのです。
そして、これまでのデジカメは、わたし専用ってことになったのに、
いつもカメラはイアンが持って出る習慣なもので
わたしとしたことが、ついうっかり忘れてきてしまったんですねえ。


とまあ、以上のような次第で、
今回の画像は、み~んなイアンが一眼レフで撮ったものです。
ブログに載せるのに大幅に縮小してあるので、
これまでのデジカメの画像とサイズは同じなのですが、


手ぶれしまくっているこれまでのわたしの画像とくらべると、
はっきりくっきりなのはそのせいです。
それから、画像の縦と横の長さのポーションに多少差があるのも
カメラがちがうせいなのです。


それにしても、はっきりくっきりはいいけれど、
撮りたいものが撮れないし、
撮りたいものをたのんで撮ってもらっても
思ったような配置になってないって、
いかにも不便ですよね~。


それに、念願の一眼レフをかまえてはしゃぎまわっている
イアンの姿も撮りたかったんですけどね~。
残念無念……。


ですが、忘れてきてしまったものは仕方がないと気をとりなおし、
あたりの風景を楽しむことにしました。

IMG_0049a.jpg

5月に入った野原には、いくぶん育った子羊の姿や、

IMG_0106a.jpg

いくぶん育った子牛たちの姿もありました。

IMG_0113a.jpg

そして、いよいよこの丘をこえたところで、
見えてきたのでした。

IMG_0057a.jpg

今回、わたしたち一家が訪れるハウステッズの入り口が……。

IMG_0061a.jpg

ゲートをくぐると、石積みの遺跡が姿をあらわしました。

IMG_0066a.jpg

説明パネルには、日本語の説明も……。

IMG_0063a.jpg

このローマ帝国の北限に位置する要塞には、
ローマ帝国内の各地から徴用された傭兵たちが駐屯しており、

IMG_0069a.jpg

土塁にかこまれた要塞内には、司令部、穀物倉庫、兵舎、
病院、作業所、厩舎(きゅうしゃ)などがありました。
驚くなかれ、水洗式のトイレも完備していたのでした。

IMG_0080a.jpg

徴用された兵士の中には、スペインをはじめとする
地中海の国々からやっていていた傭兵もあったというのですが、
北国の冬はさぞや寒さが身にこたえたことでありましょう。


そのローマ兵というのは、
ハウステッズに敷設されている小さな博物館の展示によると、
どうやらこんな姿をしていたらしいです。

IMG_0060a.jpg

実は、ユインは、このハウステッズはじめてなのですが、
わたしとイアンは、過去に3回ほど訪れています。

IMG_0081a.jpg

今回の春うららかな天候からは想像にかたいと思われますが、
そのうちの1回は、クリスマス明けの冬のさ中で、
凍てつく鉛色の空からしぶきのような雨がたたきつけ、
立っていられないほどの暴風が吹き荒れていたのでした。

IMG_0089a.jpg

わたしは必死に遺跡の石積みにしがみついていのでしたが、
足をふみ出した拍子にすってんころりん。

IMG_0091a.jpg

風をふくんで風船のようにふくらんでいたジャケットが
無残に泥まみれになってしまった日のことは、
今でも忘れることができません。

IMG_0090a.jpg

そのあわれな姿を寒さにこわばる情けない表情を
喜んでカメラにおさめたやつがおりましたが、
そう言えば、そのころからカメラが好きでした。


そして、今回は、そやつ、
そのころはまだこの世に影も形もなかった息子にレンズをむけ、
パチャパチャ、シャッターを切りまくっておりました。

IMG_0092a.jpg

「ねえ。ユイン、楽しかった~?」


「うん!」



ハドリアヌスの長城、ストーンヘンジほど有名ではありませんが、
世界遺産に登録されているので、
このハウステッズもその1部と見なされているのではないかと。


今、おとなになっている人々が子供時代には、
ストーンヘンジに座ってお弁当を食べたりもできたそうなのです。
ですから、もしかしたら、ユインがおとなになるころには、
この遺跡の周りにロープがはられ、立ち入り禁止になっているやもしれません。


今回は、何もおとがめだてはなかったので
現在のところは問題はないようなのですが。


「そりゃあ、よかったよかった。
楽しい思い出ができたよね」



と、まあ、あるいは、将来、
「父さんの子供時代には、ハウステッズでこんなこともできたんだよ」と、
ユインが自分の息子に語る日が来るかもしれない写真をしこたま撮りまくり、
今年1番のお天気となった春の1日をじゅうぶんに楽しんで
帰途についたわたしたち一家なのでありました。





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