聖なる島ホーリーアイランド巡り 1
2008/06/19(Thu)
今日は、北イングランドはスコットランドとの国境に近い
北海沿岸にうかぶホーリーアイランド(Holy Island)、
またの名をリンディスファーン(Lindisfarne)とも呼ばれる小島の散歩を
ごいっしょできたらと思います。


この島は、ぶらぶらと歩いて1周できてしまうくらいかわいい島なのですが、
北イングランドのキリスト教徒の人々にとっては、
その名のとおりホーリーアイランド、神聖な(Holy)島(Island)であり、
現在でも敬虔なクリスチャンの巡礼地ともなっています。


というのは、
6世紀にスコットランドのアイオーナ島へ伝えられたキリスト教が
7世紀に入ってこの島に伝えられ、
島に建設されたリンディスファーン修道院が
北イングランドへのキリスト教布教の拠点となったからなのでした。


ところで、この島に修道院が建設されたのは、
異教徒の住むイギリスの本島ブリテン島や俗世から
海でへだてられた島だったからなのでしょうが、


実は、この島、干潮時には海の底から島への道が姿をあわして、
ブリテン島と陸続きになるのです。
その点は、布教活動を行うのに有利にはたらいたのではないかと。


さらに、想像をたくましくすると、キリスト教の伝道師たちが
海の底から道のあらわれるこの島を伝道の拠点に選んだのは、
出エジプト記の中で、モーゼが海をしりぞかせた葦の海の奇跡と
この島の現象とを重ねたからなどということもあったのかもしれません。


その真偽のほどはともかく、
聖なる島ホーリーアイランドと名づけられたこの島が、
海の道をわたって訪れるという神秘的な雰囲気をまとって
クリスチャンのみならず多くの観光客を引きつけているのはたしかです。


さて、まず、海の道をわたって島を訪れるには、
事前に潮の満ち干の時間帯をしっかり調べおく必要があります。
(実際に、ホーリーアイランドを訪れてみようと思われる方は、
こちらのサイトで島にわたれる時間帯が確認できます)


わたしたち一家も、車が海に水没してしまわない時間をチェックし、
その時間帯に島に到着できるようにわが家を出発したのでした。
ニューキャッスルのわが家から北へ車を走らせること
1時間ほどで島への道コーズウェイ(causeway)へと乗り入れました。

P1010241a.jpg

このあたりの海、驚くほどの遠浅で、車窓のわきの方は一面砂丘の風景。

P1010239a.jpg

そして、島の駐車場にたどりつくまで、
海らしき姿はどこにも見あたらなかったのでした。

P1010087a.jpg

画像の右はしに見えているのは、
小高い丘の上に建つ小さな古城
リンディスファーン・キャッスル(Lindisfarne Castle)と
この駐車場を往復しているシャトルバス。


わたしたち一家も、
まず、リンディスファーン城へむかうことにしたのですが、
あたりの景色を楽しみながらゆっくりと歩いていくことにしたのでした。

P1010093a.jpg

そしたら、この角をまがった道ぞいに、クラブサンドイッチの看板が……。
そのうえ、クラブサンドイッチ屋さんの入り口から
長蛇の行列ができていたのでした。


そう言えば、知人がホーリーアイランドに行ったときに、
クラブサンドイッチを食べたと言っていたのを思い出し、
これは、この島の名物にちがいないと踏んだわたしは、


「ねえねえ、見て、見てよ〜っ!」


と、先を行くイアンとユインに訴えてみたのでしたが、
父子そろってカニは苦手のやつら、
クラブサンドイッチを求める長蛇の列に軽い一瞥(いちべつ)をくれただけで、
いつまでもふり返っているわたしをおき去りにして
さっさか歩いて行っちゃうじゃあないですか。


まあ、そうよね。着いたばかりだし、お昼には、ちと早い。
お城を見学した帰りに、また寄ればいいわよね。
な〜んて思って通りすぎてしまったのでしたが、
これが、なんと、一生の不覚!


お城を見学しての帰り道には、長蛇の行列どころか、
クラブサンドイッチの看板が出ていたのがどこだったのかも
わからなくなってしまっていたという顛末(てんまつ)。


ってわけで、ホーリーアイランド名物カニサンドをご賞味いただくには、
長蛇の列を見つけた時点で手を打っておかれることをお勧めいたします。
(ホーリーアイランドのカニサンドはのがしてしまいましたが、
そのサンドイッチに入っている北海産のカニは、こんなのです)


さて、先を行くイアンとユインを追っかけていくと、
かなたに見えてまいりました。

P1010095a.jpg

小高い丘の上にすっくと建つ
リンディスファーン・キャッスル(Lindisfarne Castle)。

P1010104b.jpg

ではでは、明日は、このお城をご案内したいと思います。
お楽しみに〜っ!










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