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イギリス人もびっくりの英国産缶詰
2007/05/02(Wed)
それは、寒風が吹きすさぶこの日のビーチでのこと、
いえいえ、その存在は、それ以前から、
ちょくちょく気にはなっていたのでしたが、


この画像の波うちぎわに、
点々と、うち寄せられている物体、




はじめて、写真に撮ってみました。
これって、もしかして、「こんぶ」なのでしょうか?



P3180016a.jpg

これと、まったく同じかどうかはわからないのですが、
イギリスの海ぞいのもようを紹介する
ドキュメンタリー番組を見ていたら、


海岸ぞいを歩いている地もとの人が、
こんな感じの海草をひろうと、口もとへ、
そして、ガブリっと噛みつき、噛みちぎって、
むしゃむしゃ食べている場面が……。


となりにいたレポーターは、かなりひき気味、
そりゃあ、そうですよね。
海草って、英語では、「シーウィード(Seaweed)」、
「海(シー)の雑草(ウィード)」ですもんね。


昨今、スーパーにパック寿司が出回るようになったとはいえ、
海草(シーウィード)に対するイギリス人のイメージは、
今でも、「海の雑草」そのものなのだと思います。


わが家一家3人で、海苔でくるんだおにぎりを食べていたら、
首がねじれてしまいませんかと、
こちらが心配になるほど執拗(しつよう)にふり返り、
まじまじとわたしたちが口に運んでいるおにぎりを目で追われた体験が……。


きっと、首がねじれるほどふり返って見ていた人は、
それが、シーウィードだとも気がついていたわけでなく、
わたしたち、石炭でもほおばっているように見えていたのでありましょう。
黒い食べものって、きっと、異様なイメージなのではないでしょうか。
まあ、キャビアも黒い色をしてはいますけれど……。


という次第で、
まだまだイギリスの一般の方々には、
海草は、食べ物としての市民権は得ていないようなのであります。





ところが~っ!





わたし、はたと思い出したのでありました。
イギリスにも、伝統的な食用海苔が
あったのだということを……。


そして、わが家のキッチンユニットの中で、
もう何年も忘れはてられたまま眠っている
とある缶詰の存在を……。


はじめてイギリスへやってきたとき、
わたし、ウェールズに滞在していたのですが、
そのときに、お世話になったお友だちのアンが
くれたものなのでした。


その缶詰というのは、こんなの……。




「ウェールズの人々は、海草を食べるのよ」


わたしたち日本人も海草を食べる民族であることを
知っていたアンは、
そう言って、この缶詰をくれたのでした。


「まあ、ちょっと、イギリス産の海草も試してみて」


そして、たしか、
油でいためて食べるのだと聞いたような気がするのですが、
忘れたり思い出したりしながら、
わたしは、その後ずっと、アンにもらったこの缶詰を
キッチンの片すみに放置しつづけていたのでありました。


よし。では、この際、
おそらく、ウェールズ人以外のイギリス人にとっても驚異の食べもの、
この海草の缶詰の試食をしてみるかと思いたったわたし……。


まず、缶詰にチェックを入れてみました。



このラベルの「Laverbread(ラバーブレッド)」の
Laver(ラバー)」は、辞書に「アマノリ」と出てました。


さらに、缶詰のわきの説明書きによると、



Edible seaweed cooked in Wales.
(ウェールズで調理された食べられる海草)
A delicacy that captures a unique flavour from the sea.
(海からとれたユニークな味わいの珍味)

となってます。


わざわざ「食べられる」とか、「ユニークな味わい」と断ってあるところ、
いかにもマイナーな存在であることを、
この缶詰みずからが主張しているかのようでありますね。




さらに、このような調理例の写真にそえて、

「冷たいまま、シーフードや肉類と、また、トーストやクラッカーにのせて。
味つけをされる場合は、レモン果汁、フルーツ・ビネガー、調味料などで。

あたためて、ベーコンやロースト料理、魚介料理のつけ合わせに。
また、シーフードソースにも加えていただけます。

そのほか、ヴェジタリアン料理、キッシュ、パイ、スフレ、
パテやピザにもお使いいただけます」


と、まあ、どのように食せばいいのかということも、
懇切(こんせつ)ていねいに説明されているのでございます。



では、いよいよ、
この「ラバーブレッド」なるものがどのような物体であるのか、
ちょっと、缶をあけてみることにいたしましょう。





ひょえ~っ!







中からは、
このような物体が出てまいりましたよ~。




さて、味見ですねえ~。
わたし、味見をしてみようと思ったのでしたよねえ。
どんなお味か、やっぱり、みなさん、気になりますよねえ。


う~む。


これは、ちょっと、勇気がいりそうな……。



う~む。



う~む。



う~む。



くんくん。



くんくん……。



においは、たしかに、磯くさいにおいがしております。
まさに、海苔のつくだ煮っぽいにおいです。



う~む。



う~む。



う~む。




えっ……!?




何っ……。



てへへっ。
わたし、たった、今、
気づいたのですが……。


缶のふた、ほらほら、ほら~っ。



BEST BEFORE END NOV 2000
(賞味期限2000年11月)
となってますねえ~。


うわぁ~。
こりゃ、ほんとーに残念ながら、
賞味期限切れもいいところですねえ。


こんなに賞味期限の切れまくっているものを試食して、
おなかでもこわしたら大変ですから、
今回のところは、断腸の思いで、試食は見送ることといたしましょう。


ですが、どうしても、
この海草の缶詰のお味が気になって仕方がないという方は、
北イングランドのわが家の近辺では見かけないのでありますが、
きっと、ウィールズの食料品店で手に入るのではと思います。


ウェールズに足をお運びのせつには、
ぜひ、おひとつ、この「ラバーブレッド」をご購入され、
イギリス人もびっくりの海草の缶詰のお味を、
心ゆくまでご賞味くださいませ~。









(イアンは大学時代、ウェールズにいたもので、
この「ラバーブレッド」の存在を知っていましたが、
食べたことはなかったそうです。


それから、ちょうど、ゆうべは、
アンディさんの日本語のレッスンの日だったので、
「ラバーブレッド」を知っているかどうか聞いてみました。
北イングランド生まれで、ずっと北イングランド在住のアンディさんは、
その存在をはじめて知ったとのこと。


お寿司好きのアンディさん、海苔は平気のはずなのですが、
「ラバーブレッド」を見せたところ、
い、いったい、これは何なんだ~っ!という反応。
さらに、においをかいでもらうと、何とも言えないという表情……。


どうやら、今回、ご紹介したイギリス産の「ラバーブレッド」、
やっぱり、一般のイギリスの方々にとっては、
ほとんど知られていない珍妙な食べもののようでありますね)





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