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まずは、ことの発端から
2008/09/12(Fri)
「イアンちゃん、あなたは糖尿病ですっ!」


イアンの日常のようすに、
その兆候のいくつかを見い出したわたしは、
そう結論づけたのでしたが、


「そんなこと、絶対にあるもんかっ!」


日ごろから、人が白だと言えば、黒だと言う。
黒だと言えば、赤だと言うイアンが、
断固否定することは火を見るより明らか。


ところが、命令されたことは縦のことを横にもしないイアンも、
同じことを低姿勢でお願いされちゃうと、
断るに断れない性分なのだってことなど百も承知のわたしが、


「イアンちゃん。お願いだから、
わたしを安心させるためにお医者に行って」



と、とりすがって懇願(こんがん)すると、
まあ、しぶしぶではあったものの、
クリニックに予約を入れたのでした。


(イギリスには、日本のような定期健康検診はありません。
あるのは、3年に1度の女性の子宮ガン検診のみ。
50歳をこえると乳がん検診も加わるらしいのですが。
という次第で、男性の検診はいっさいないのです)


こうして、お医者に見てもらった日、
イアンは、


「『オリンピックにでも出場できそうだ』
って言われたよ。がっはっはっ」



などと息巻きながら帰ってきたのでしたが、
念のため血液検査を受けることになったのでした。
その血液検査の日が、8月6日。


結果は、翌々日、
電話で問い合わせることになっていたのでした。
こうしてめぐってきた、その日……。


お昼前にかかってきた電話をとってみると、
クリニックからで、血液検査の結果が出ているから、
電話で問い合わせてほしいという内容。


「はい。わかりました。主人にそう伝えます」


と答えて電話を切ったわたしは、
いつもお昼時にかかってくるイアンの電話を待って、
クリニックからの伝言を伝えたのでした。


ところが、自分はまったくの健康体だと確信している本人、
仕事の忙しさにかまけて、
その後もクリニックに電話を入れずにいたのでした。


そこで、再び、午後3時をまわったころ、
クリニックから朝と同じ内容の電話がかかってきたので、


「わかりました。主人に、もう一度そう伝えます」


と答えたあとで、ふと思いつき、


「あのう。わたし、妻なんですが、
わたしが結果を聞いておくことはできませんか?」



と問うと、即座に、


「オー! ノー、ノー、ノー」


そして、そのあとに、


「それはできませんよ。
だって、もしあなたに結果を教えたら、
みんなに知れわたってしまうじゃあありませんか」



えっ……!?
そのあと二の句がつげずにいたわたしだったのですが、
ようやく、


「OK。それじゃあ、主人に伝言を伝えておきますから」


とだけ言うと受話器をおいたのでした。
ったく、イアンの血液検査の結果を知ったが最後、
妻のわたしがその結果を誰かれなく吹聴してまわるとでも思ってんのっ!
とムカつきながら……。


でも、よくよく考えてみると、
ご近所にふれまわることはなくても、
もしブログに書けば、海をこえた日本やその他の国々にまで
知れわたってしまうことになるわけなのよねえ~。


う~ん。クリニックの言い分も、
あながちまちがっているとも言えないのかも、
などど考え直したりなんかしているうちに、


でもさ。もし異常なしってことなら、
妻のわたしにくらいそうだと教えてくれてもいいのじゃあない?
それに、異常がないなら、みんなに知れわたったって
別にどうってことないんじゃあないの?


と思うと、朝から2度にもわたって、
わざわざクリニックの方から検査結果の問い合わせをしろと
催促の電話がかかってくるのには、
何かわけがあるのではという気がしてきたのでした。


そこで、再び受話器をとると、
イアンの仕事先に電話を入れたのでした。


「じゃあ、今すぐ結果を聞いて、
折り返し電話するから」



と言って電話を切ったイアンから、
再び、まったく予期しなかった
血液検査の結果を告げる電話がかかってきたのは、
それから、ものの数分後のことだったのでした。





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