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思い出の緑の谷をさがしに 1
2008/11/08(Sat)
今日のお話は、スコットランド旅行記「スコットランドを歩く」の
3度めの正直で『ハリー・ポッター』のロケ地を撮る!」からつづきます。



いったい、ほんとうに、
こんなことがあってもいいの~っ?
と思って見あげるスコットランドの空は、
朝っぱらから今日も、快晴……。


けれども、
そのぬけるような青空を見あげながらにぎるおにぎりは、
イギリス最高峰ベンネビス山の山頂では食べないことに
話がまとまっていたのでした。


前日、ホリデー初日の足慣らしのグレンコー歩きで、
すでに暑気あたりにあってしまい、
脱水症状で頭痛に悩まされていたイアンが、


「この暑さでは山登りはきついよ。
ともかく、今日1日は気楽にいこう~」



などと言うもんで……。


日本の夏の炎天下からするとこの「へ」でもない陽気でも、
北国スコットランド産のイアンにとっては、
けっこうこたえるのだということを
長年のつきあいで知っていたのと、


(ですが、さすがに北国産のイアン、寒さには強いのです。
冬場、雪をいただくベンネビス山でキャンプをしたことがあるのだそうで。
まあ、わたしが出会うより以前の若いころの話ではありますが)


実は、わたしも、グレンコーの水辺でミッジに食われたあとが
例によって痒くて痒くて、前夜は、おちおち眠れなかったもので、
山登りはちょっときついなあと思っていたところへ、


「じゃあ、今日は、車で、みやこの行きたがってた
緑の谷をさがしに行くっていうのはどうだ」



なんて、イアンが言うもので、


「うんうん。さがしに行こう~っ!」


と、今回のわが家のスコットランドホリデーの
最大の目的であるベンネビス山登頂は、
あっさりと後日へ見送ることにあいなったのでした。


こうして、わたしたち一家、ホリデーの2日めは、
オニッヒ村のキャラバンをあとにすると、
まずは大西洋にのぞむオーバン(Oban)をさして
一路南へと車を走らせたのでした。

P1020465a.jpg

オーバンは、
イアンの生まれ故郷であるマル島(Isle of Mull)への
フェリーが発着する港町なのです。

P1020467a.jpg

わたしたち一家は、11年前に、
ここからフェリーに車をつんでマル島にわたり、
はじめてのホリデーをイアンの生まれ故郷ですごしたのでした。


オーバンのフェリー乗り場には、
11年前にフェリーへの乗船時間を待つあいだに、
たち寄ってみたシーフードのストールも、

P1020472a.jpg

11年前と同じ場所で11年前と同じシーフードを売っていたので、

P1020478a.jpg

わたしたちも、11年前と同じ、
イアンが、スィートへリング(ニシンの甘酢漬け)を、

P1020480b.jpg

わたしが、シーフード・プラッター(魚介類の盛り合わせ)を、

P1020481b.jpg

そして、シーフードの苦手なユインは、


「あとで、アイスクリ~ム!」


などと11年前の3歳児のときとまったく同じ
食べものに対する嗜好(しこう)を表明するのでありました。
三つ子の魂百までとはよく言ったものでありますね。


二番煎じという言葉もありますが、
やっぱり、2度めは、いささか新鮮味に欠けるせいか、
シーフードのお味には初めてのときのような感動も、


11年前には店先のカウンターにどっかと横たわっていた
試食用尾頭つきスモークサーモンの
豪快な大盤ぶるまいもなかったのでした。


が、まあ、致(いた)し方がございません。
けれども、このオーバンの先には、
わたしたち一家がはじめて訪れたホリデー、
マル島からの帰りに通りかかって、


まさに息を飲んだでながめた緑の谷間が
わたしたち一家を待ちうけていてくれるはず……。


なのでしたが、イアンがこのあたりだったと
めぼしをつけた道を行けども行けども、
それらしき緑の谷はあらわれてはこないのでした。


湖畔の田舎道端では、
「ヒランクー(ハイランドカウ Highland Cow)」と呼ばれる
スコットランドの山岳地帯ハイランド特有の


毛足の長い牛たちの群れが陽気にさそわれて、
水浴びなどしているのに出くわしたりはしたのでしたが……。

IMG_0730b.jpg

牛の群は、牝牛(めうし)や仔牛たちばかりのように見えたものの、
わたしたち一家が道端に車を乗りつけて、
カメラむ向けはじめたところ、


巨漢の牡牛(おうし)がのっそりとあらわれて、
わたしたちの目の前にどっかりと腰を落ちつけるではありませんか。

P1020487b.jpg

視線は合わせず、巨体の背と横顔を見せ、
動きと言えば、角のしたの長い耳の毛を、
ピシッ、ピシッと空中に投げあげているだけなのですが、
あきらかにわたしたちの存在を意識しているようす。


すると、イアンが、


「群のおんな、子どもに危害がおよんではと、
威嚇(いかく)しにやってきたわけだな」



ふ~ん。なるほど~。
ヒーランクーの父さん、頼もしいな~。


などとささやき合いながら、
怒らせるとちょっと怖いことにもなりそうな
ヒーランクーの牡牛(おうし)をカメラにおさめると、
そうろりと車にもどったわたしたち一家なのでした。


それから、
さらにスコットランドの田舎道をドライブしてみたものの、
11年前にオーバンからの帰りに通ったはずの緑の谷間には
行きあうことなく、


気がついたら、
もうこれ以上南であるはずはない位置にある
インバレリー(Inveraray)の村へとたどりついてしまったのでした。

P1020490a.jpg

そして、ま、そういうことなら、
せっかくだから、インバレリーの村を散歩してみるか~。
と、村の駐車場に車を乗りいれたわけなのでした。





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