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クリスマス明けの1日
2008/12/27(Sat)
2008.12. 26 Fri. くもりのち晴れ

朝起きると、
キッチンに3鉢あるオリヅルランに、
ぽつんとひとつだけ
可憐な小さな白い花が咲いていた。


空は一面どんよりと暗くて、
朝寝をしてしまったので遠出をするわけにもいかず、
今日は、ブランチランドの丘に歩きに行くことにした。


村のはずれの駐車場は、ほぼ満杯。
みんな、昨日のクリスマスディナーの腹ごなしに
やってきたってわけなのだ。


丘の小道に入ると、人影はなくなった。
道ばたの草の上に、両手を合掌させるように合わせて、
体をのばしたうさぎの死体が横たわっていた。


しばらくいくと、また一体……。
車にひかれたわけでもなさそうなのに、
数えて歩くと、全部で8羽のうさぎの死体が
祈っているかのような姿で道ばたに横たわっていた。


冬のさなかに、
キッチンの片すみで小さな花を咲かせる命もあれば、
田舎の道ばたで、ひっそりと消えていく命もある。


この世の中のどんな命も愛しくてけなげで、
そして、はかない……。


そんな命のより集まりでできあがっているのが
この世の中……。


丘をひと回りして村はずれの駐車場に帰ってくると、
どんよりと空一面を白くかすませていた雲が晴れて、
冬の低い太陽が顔をのぞかせた。


やっと、田舎の景色が輝きはじめたのに
と思いながら帰途につくと、
冬の日は、もうオレンジ色にそまって
地平線に姿を消してしまうのだった。


お昼を食べていないので、昨日のクリスマスディナーに
イアンが調理し忘れたスタッフィング、
ローストビーフの残りに、ゆでじゃがとグリンピースで
早めの夕食をとる。


夕食のあとは、朝寝したにもかかわらず、
またイアンとカウチに身を横たえるとうとろうとろ。
まあ、それもクリスマス休暇のぜいたくのひとつ。


けれども、いくらクリスマス休暇でも、
家事だけはしなくちゃならんからなあと思って、
バスルームの掃除をしはじめると、


申し合わせたわけでもないのに、
キッチンでは、イアンが油でごてごてになった
オーブンの掃除をはじめていた。


それなのに、わが家には、
ひとり、パソコンで遊んでいるやつがいる。
そのことを指摘してやるのが親心なのか、
そっと遊ばせておいてやるのが親心なのだろうか。


まあ、今日は黙って遊ばせておいてやろう。
でも、明日からは、日本語の本読みもはじめるぞ。
覚悟しておくがよい。


よろしいか。
あなたの父は、あなたの年齢で母親を失い、
兄と姉は、すでに家を離れていたから、


1年後には亡くなる病気の父親の面倒をみながら、
家の中のことをひとりでやっていたはずなのだよ。


そんな日々のことは、
妻のわたしにも、息子のあなたにも、
口にしたことはないけれど……。


この世の中のだれもがはかない命を生きている。
そのはかない命をよせ合って、
しあわせに生きようと生きている。





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