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お医者に行きました 2
2007/06/12(Tue)
お医者ぎらいのわたしが、意を決して出かけた診療所で、
手術をしなければならないと言いわたされてしまいました。
そのお話のはじまりは、こちらから……。


ぎょえ~っ。しゅ、しゅ、手術……。
こっちは、ニカッどころじゃあないですよ~。
先生、さっき、何がしてほしいの?って聞いてくれたのは、
いったい何だったんですか~。


というわたしの心の叫びが聞こえたかのように、


「それじゃあ。
さっそく、専門医に予約をとってあげましょう」



そうか。何がしてほしいって聞いてくれたのは、
そういう手配をしてくれるってことだったんですね~。


「プライベートか、NHSか。どちらがいいですか?」


んっ。またも、まったく予期しなかった質問。
プライベートって、100%自己負担の私立病院のこと。
医療費が膨大な額にのぼるので、そうとうなお金持ちでないと
かかることはできません。

それに比べて、先にご紹介した
NHS(National Health Serviceナショナル・ヘルス・サービス)の方は、
国の健康保険制度で医療費は無料です。


わたしは、こちらのNHSの病院でユインを出産しましたが、
医療費ばかりではなく、ベッド、食事にいたるまでの入院費は、
まったくの無料でした。


NHSの先生に診てもらいにきているわたしに、
プライベート医療の選択肢なんかあるはずないの、
わっかんないかなあ~。


この上なくにこやかで、おだやかな口調の女医さんとの会話、
どうやら、いつまでたっても、
歯車がうまくかみ合いそうにありませんが、
とりあえず、


「NHSでお願いします」


と答えると、先生、


「そうですか。それじゃあ。
フリーマンホスピタルから、
予約のお知らせの手紙がとどきますからねえ」



フリーマンホスピタルというのは、
市内に3つある大きな病院のひとつです。


予約の手紙がいつごろとどくのかは不明です。
NHSの医療機関は、常時こみ合っているので、
緊急ではない場合はけっこう待たされるのです。


かといって、救急の窓口以外、
個人が直接、病院にいって診てもらうことはできません。
GPを通さなければ、専門医には診てもらえないわけなのです。


ちなみに、病院の救急の窓口も、
救急車で運ばれれば順番をとばして診てもらえますが、
自分の足で出かけると、2時間、3時間待ちはざらです。


そうそうあることはないと思いますが、
救急車で運ばれた場合でも、
病院のローカのストレチャーの上で、
朝までひと晩、待たされたお年寄りがあったという話です。


どこが、救急だあ~っ!と叫びたくなりますが、
じゃあ、プライベートに行ってくれと言われても、
一般庶民、とてもそんなことは無理なので、
じっと我慢の子で待つより仕方がないわけですね。


まあ、そういう医療事情のお国がらなので、
こうもあっさりと、大病院の専門医に予約をとってもらえたのは、
今回のわたし、ラッキーだったと思うべきなのでありましょう。


もう10年以上前のことになりますが、目の具合が悪かったときは、
何度GPに訴えても、眼科の予約をとってもらえなくて、
最後には、病院の救急窓口にかけつけて、
やっと、眼科の専門の先生に診てもらえ、
その後、治療へとこぎつけたわたしなのでありました。


会話の歯車はなかなかかみ合わないものの、
先に書いた10年前のGPと比べると、
まだわたしの話に耳をかたむけてくれそうな女医さん、


それじゃあ。あとは、病院からの手紙を待つだけね。
ごきげんよう~。
という笑みをうかべているのだけれど、


この年になるまで、
1度も体にメスを入れられた経験のないわたし、
立ち去ろうとした足をとめて、


「あの~。でも、その手術って、
ごく簡単な手術なんですよね?」



ワラにもすがる思いで念をおしたところ、


これまでどおり、先生、
こちらが聞いたことには、直接答えずに、


「その日のうちに帰れるわよ」


と、またまた、ニカッ……。


ああ、そうなんですか~。


わたしがこちらの病院で出産したとき、
初産は、翌日退院(授乳を母乳でという場合は、授乳練習のために4泊ですが)、2人めからは、出産後6時間滞在の即日退院だったのを考えると、
まあ、日本なら1週間くらい入院するって程度の手術なのかなあ。


と、思ったあとで、
ふと、わたしの頭にうかんだ、
とある危惧……。


うちの家、築80年ってとこなんですが、
その時代、2階のバスルームにトイレが同居っていうのが、
一般的な家のレイアウトなのでして、わが家も、その例にもれず、
トイレは2階のバスルームに1つきりなのであります。


まあ、即日退院できるなら、それにこしたことはないのですが、
手術を受けたその日から、手術したての脚で、
2階のトイレへ通うことになるってわけなのですね。


生まれてはじめての手術も怖いけど、
術後の、自宅でのトイレ通いも、けっこう怖いかも……。


それでも、わたし。
さすがに、退院後の自宅のトイレ通いのことまで聞くことはできずに、
愛想のよい女医さんのくったくのない笑みに見送られ、
がっくりと肩を落として家路についたのでありました。


そのときから、わたしの、
来るなら早く来てしまってほしいような、
できることなら、永遠に来ないでほしくもあるような、
病院からの召喚状を待つもんもんとした日々がはじまったのでありました。





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