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雨ニモマケズ、ミッジニモマケズ
2009/08/24(Mon)
7月20日(月)

目が覚めると、
屋根をたたく激しい雨……。


空には、
昨日の朝のような一瞬の明るささえない。


とは言え、ともかく、
フォートウィリアムの東30分ほどの場所にある
ウォーキングコースへ出かけてみることにした。


山のふもとの閑散とした駐車場には、
4、5台の車がとまっているものの、
人影はまったくない。


細かな雨つぶが
車の窓ガラスに間断なくはりついている。


「行くか」


と、イアンが言うので、


「うん」


と、うなずいた。


後部座席でユインだけは、
苦虫をかみつぶした顔をしている……。


谷あいの小道を湖まで片道6キロばかりのコース。
途中、老夫婦ひと組とすれちがい、
6、7人のグループに追い抜かされる。


雨のせいか。
ほかには、だあれもいない。


P1090480a.jpg


歩いているうちに雨があがった。
日がさしてくると山肌の緑が目をうばう。


P1090482a.jpg


いつものことながら不眠症で
よく眠れなかったユインが音(ね)をあげる。
ミッジにかまれたせいだけど、
眠れなかったのは、わたしもいっしょなのだ。


ミッジにかまれても、
その日の夜にはケロリとしているやつが、
ブツブツ文句を言うんじゃあないっ!


折り返し地点の湖に到着するころには、
再び、空は灰色の雲におおわれ、
風がビュービュー吹きまくっていた。


P1090500a.jpg


歩いていないことには、そうとう寒いけれど、
湖を見おろす場所にお弁当シートを広げ、
お昼にする。


「1番遠い地点までたどり着いたところで、
雨になるってことが多いよな」



「おにぎり食べはじめたら
ふりだすってことも多いよね」



などと言っていると、


「雨……」


もくもくとおにぎりを頬ばり、
そそくさと帰りじたくを整えるころには、
もうぐっしょりと濡れそぼっていた。


帰りはほとんど雨の中を歩く。
不眠で疲れているはずのユインが
イアンから車の鍵を受け取ると、
軽い足取りで走りはじめる。


雨にかすむその姿は、
起伏のある小道を
またたくまに小さくなっていくのだった。


テレビで見たある実験を思い出した。
雨の中、同じ距離を歩くのと走るのとでは、
どちらがより濡れるか。


「走って帰る方が濡れるよね」


「そうだよな」


イアンも、テレビの実験を覚えているらしい。


ただ、ユインがぴょんぴょこ走っているのは、
とくに雨だからというわけではない。
車では、DSがユインの帰りを待っている。


わたしとイアンが、
最後のくだりにさしかかるころには、
雨はあがり、日がさしはじめた。


P1090503a.jpg


こうして、スコットランドでの雨の場合は、
走っている方が、断然、濡れるということが
実証されたのだった。


帰り、食料を買いたすために
フォートウィリアムのモリソンズに寄ったら、
スーパーの駐車場に隣接する駅の線路に、
観光用の蒸気機関車ジャコバイトが入ってきた。


さっきまで閑散としていたプラットホームが
ジャコバイトから吐き出された乗客たちであふれ返った。


P1090678a.jpg
(スーパーの駐車場に隣接するフォートウイリアムの駅のプラットホーム。
この画像は、別の日に撮ったので、ジャコバイトは写っていませんが、
「ハリー・ポッター」の蒸気機関車の旅が楽しめるジャコバイトについては、
こちらでご紹介しています)


フォートウィリアムからふり出した雨が暴風雨となり、
その暴風雨のあとに、再び、薄日がさしてきた。
1分先のお天気が読めない。
いったい、明日のお天気はどうなるのか。


とりあえず、今日のおさらい。
のぼりは、600メートル。
歩いた距離、12キロメートル。





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