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父の日に
2007/06/18(Mon)
「父の日」にワインを、



息子ユインから父イアンにプレゼント……。


というわけではないのでして、
ポテトチップスを食べていたら、
その中から、ポロリっと出てきた例の当たり券を、


たまたま、昨日の「父の日」に、
スーパーへ行ったついでに、
ワインと交換してきたというわけなのでありました。




そして、肝心の「父の日」の方は、
また何ともユインらしい展開の1日となったのでありました……。



まあ、とりあえずと思い、
数日前に、


「今度の日曜日、何の日か知ってる?」


「うん。知ってるよ」


と、ユイン。


「あっ、そう。それならいいんだけれど……」


でもまあ、念のためにと思い、
土曜日の夜に、


「ねえ。明日、何の日か知ってるよね」


「うん。知ってるよ」


「何か考えてる?」


「別に……」


「あっ、そう」


でも、忘れてないならいいや。
何しろ、わが家、こんな具合なもので、
わたしは、絶対に、父の日のお膳立てはしないぞ~っ!
と、心に決めているわけで、


でも、何ででもいいからちょっとしたユインの気持ちを
イアンに伝えるなり、表すなりしてほしいわけで、


ま、当日にむけて、ゆるやかなプレッシャーを
じわりじわりとかけておいたというわけなのですね。




しかるにっ……!




当日、「父の日」の日曜日の朝、
身じたくをととのえて階下におりてみると、
いつものようにヘッドフォンを耳にあて、
パソコン画面のゲームにひたっているユインの姿が……。


(学校のある週のあいだは、目ざまし時計で目がさめず、
イアンにおそわれても、また眠りこんでしまって、
大目玉をくうことがしばしばというユインが、
週末の朝は、いつもこの調子)


ユインの耳をふさいでいるヘッドフォンの片方を
持ちあげ、


「もしかして、もうカード作ったの?」


「ううん。まだだよ……」


「まだだよって、今日は、もう『父の日』だよ」


「うん。わかってる。
どうしようか考えてるんだよ」



と言うなり、ヘッドフォンをかけなおし、
パソコンゲームを再開するユイン……。
そんな息つく暇もないアクションゲームをしながら、
頭のどこで考えてんだ~っ!


そして、
「父の日」にもかかわらず、
朝から、スーパーまで出むいて焼きたてパンとベーコンを買い出しし、
せっせとイアンが作ってくれたベーコンサンドイッチでブランチ。


「お~い。朝ごはんができたぞ~」


と、パソコンゲームをしているユインに叫ぶイアン。
「父の日」のカードはどうなってんだとか思ってないのかな。
でも、知らん顔して、


「おいしいねえ。このベーコンサンドイッチ」


「う~ん。デリシャス!」


なんか言いながら、ベーコンサンドイッチを平らげたわたしたち、
そのあとは、先週大きな手術をしたお友だちのお見舞いに
出かけたのでありました。


そして、帰ってくると、すでに夕食のしたくにとりかかる時間で、
週末の炊事当番のイアンは、再び、キッチンへ。


「ねえねえ。ユイン。何か考えついた?」


「う~ん。それが……」


そうだよね。父さんがうろうろしているのに、
パソコンでカード作るわけにもいかないもんね。


「じゃあ、さあ。キスは?」


もう時間もないことだし、ほっぺに、チュッ!くらい、
何でもないことじゃないのと、わたしは思うのだけれど、


「う~ん」


週のあいだの朝、寝ぼけまなこのベッドでおそわれて、
抵抗する力およばず、
ほっぺたにチュッ!をされることのあるのだけれど、
この期(ご)に及んでも、自分から父さんにキスをするのはごめんらしい。


「それじゃ、いったいどうするのよ~っ!」


「う~ん」


すると、キッチンから、イアンの声が、


「晩ごはん、できたぞーっ!」


「はいは~い」


「ふぁ~い」


できあがったのは、
中華の甘い味噌ホイシンソースにひと晩マリネしてオーブンで焼いたポークと、
オイスターソース味の野菜いため、
それから、白いごはん。


「う~ん。ポークがやわらか~い」


「今日は、ホイシンソースもいっぱいだね~」


なんか言いながら、イアンが腕をふるった夕食をたいらげたわたしたち、
きっと、イアンは、もう「父の日」のカードは、
あきらめてしまってるんだろうな……。


でも、わたしは、まだまだあきらめてはいなかったわけで、


「ねえねえ。ユイン。じゃあ、父さんの代わりに、
お皿洗いしてあげるっていうのは?」



わが家、食後の皿洗いは、食事を作った人の仕事になっるもんで……。
でも、ユインの返事は、


「う~ん」


年に1度、皿洗いするくらいが何なんだ~っ!
とか、リビングで言い合っているあいだに、
イアンは、しゃかしゃか皿洗い……。


そして、リビングにもどってきて、ソファーにどてりっ。
いやいや、今夜も、ごくろうさん。
ふと、壁の時計を見あげると、時間は、すでに7時前……。


すると、イアンにかわって、
すっくとソファーから立ちあがったユイン。


「フラップジャック作ろうと思うんだ」


(ちなみに、フラップジャックとは、
オーツ麦(オートミール)にバター、砂糖、
ゴールデンシロップというはちみつ色のシロップを混ぜて、
オーブンで焼いたお菓子)


んっ……!?
もしかして、それって、「父の日」のプレゼント?
でも、


「ええ~っ。こんな時間から~?」


という問いには、答えずユイン、


「材料は、みんなあると思うんだ」


何だか、本人、もうその気になっているようなので、
まあ、イアンとふたり、わたしは夕食後のひとときを
ソファでくつろいでいることに……。


そしたら、8時をかなり回ったころに、
キッチンから運ばれてきました。
甘いにおいの立ちのぼるフラップジャックが……。



「ハッピー・ファーザーズ・デー、父さ~ん!」


やっぱり、ユインからイアンへのキスはなかったですけどね。
何とか、「父の日」のプレゼントは間に合いました。
こうして、とっても長かったわが家の「父の日」は、
ハッピー・エンドで終わりを告げたのでありました……。





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