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ユインだよね 
2012/07/20(Fri)
「ユワン」なわきゃない。

「ユイン」だ、「ユイン」

ったくローマ字読みじゃあないんだから……。



心の中で豪語し、



日本じゃあ、

「ガリー・リネカ」「ゲイリー・リネカー」って呼ぶもんなあ。

それとおんなじさ。



(ちなみに、スコットランドの古語も、「ガーリック」

「ゲーリック」じゃあないそうです。

でも、アイルランドの古語は、「ゲーリック」なんだそうですけどね)



がっはっはっ、

と、笑い飛ばしたかったのだが、



一応、念のため、

その日、仕事から帰ってきたイアンにたずねてみた。



「ねえねえ、イアンちゃん。

ユインの名前ってねえ、『ユイン』だよねえ」




おまえ、いったい何を言ってるんだという顔をする。



そりゃあそうだろう。

世間一般では、

自分の子供の名前をたずねるなんてことありえない。



「だからね。ユインって、『ユイン』だよね」 



もう一度、念をおすと、



「『ユイン』だよ」



あたりまえじゃあないかといった口調で言ったあとに、



しかし……、



さらに、もう一度、

あらためて、

くり返した発音が、



「『ユワァーン』だよ」



涼しい顔をして、

ことさら、ゆっくりはっきりと、

イアンは、そう言ったのだった。








ガァ~~~~ン!








日本全国の除夜の鐘がいっせいに耳の中で鳴り響くようだった。



「『ユワァーン』じゃないでしょ。

『ユ』・『イ』・『ン』でしょ!」




「そうじゃないよ。

『ユ』・『ワァー』・『ン』だよ」




「だってだって、何度聞いても、わたしには、

『ユイン』にしか聞こえないんだもん!」




「でも、『ユワァーン』なんだから、

仕方がないじゃあないか」




「じゃあ、ふつうのスピードで言ってみてよ」



「ユイン」



「でしょ、でしょ。

今、『ユイン』って言ったじゃん!」




「『ユワァーン』って言ったんだよ!」



「『ユイン』って言ったよ!」



「OK、OK。きみの息子なんだ。

きみの好きなように呼ぶさ」




なにも、そんな投げやりな言い方しなくても……。



だって、今さらそんなことを言われたって、

ユインが生まれてこの方、

わたしは、ユインを「ユイン」と呼びならわしてきたのだ。



そのあいだに一度だって、

「ユイン」じゃない、

「ユワァーン」なんだって訂正してくれたこともなかったじゃない。



それに、



これまで一度の例外もなく、

イアンだけじゃなく、

ネイティブのイギリス人が再三ユインの名前を呼ぶのを聞いてきたけれど、

わたしの耳には、

「ユイン」以外に聞こえたためしなどない。



第一、



ユインの名前をつけるときに、

「ユワァーン」だなんてわかってたら、

そんなまのぬけた名前なんかつけなかったわさ!





「ねえ、ユイン。

ユインは、そんなまのぬけた『ユワァーン』なんかじゃないよねえ。

ユインの名前は、『ユイン』だよねえ」




と、



ユインの方へむき直ると、



「そうだよ。ぼく、『ユイン』だよ」



こっくりうなづいて、ニッと白い歯を見せたのだった。 





「ほらね。本人がそう言うんだからまちがいないじゃない。

そうだよねえ。母さんも、ずっーと、ユインは、『ユイン』だって思ってたんだぁ~!」








あれれっ、

イアンが、やれやれって首をふってますけど……。






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