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死守すべきもの 
2012/07/14(Sat)
日本では、ビデオやテレビに子守りをさせるなと言われていると聞く。



しかし、わが家では、

日本の両親から送られてくる「アンパンマン」やその他の子ども番組は貴重な教育教材であった。



一日中、何度でも同じビデオを映し、

ユインはあきることなく見続けるのだった。



けれども、ユインの口から出る言葉のほとんどが英語だった。



それどころか。

トドラーグループ、プレイグループ、ナーサリーといった

就学以前の幼児の集まりに参加しはじめると、

かた言の日本語さえ、きれいさっぱり消えうせてしまった。



日本語の絵本の読み聞かせもしてみたが、まるで耳に入っていない。

聞く耳をもたない耳に読み聞かせをするのは、壁に向かって読み聞かせをするより疲れる。

じき、むなしい努力をすることはやめた。



その同じユインが、

イアンの英語の絵本の読み聞かせには、楽しそうに耳をかたむけている。

興奮して歓声をあげたりしている。



なんだ、こいつと思った。



けれども、

わたしはユインに向かっては、

かたくなに日本語で話しかけることをやめなかった。



息子にまで、

無理をして不自由な英語で話しかけねばならないなんてたまらない。



これだけは……、



是が非でも、死守しなければならない一線であった。






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