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ついに訪れた春 
2012/07/04(Wed)
遅い春が行き、

初夏の足音が聞こえはじめたある日、

仕事に応募したことも忘れていた地元の警察から、

面接に来るようにとの連絡が入った。



応募した仕事は、警察官ではなく、

警察のオフィスでの事務職であった。



意気揚々と新調したスーツに身を包み、

いさんで面接に出かけた庭師であった。



しかし、



結果は不採用だった。



就職活動をはじめてから、

一度、民間の会社に面接に呼ばれ、

一度、税務署の事務員の試験におもむいたが、

どちらも不採用だった。



「まただね……」



と、

できるだけ軽い調子でかけた声のあとから、

鉛のかたまりが胃袋の底にしずんでいくのを感じた。



こんなことなら、

面接に呼ぶなんて、

あわい期待をだかせないでほしかった。



ところが、

不採用の通知を受け取った数日後、

先日、送った通知を無視するようにとの電話が入った。



いったい、これはどういうことなのか。

頭をかしげた。



不採用の通知を無視しろということは、

もしかして、採用ということなのか。



わけがわからなかった。

とりあえず、

言われた日に警察に出向いたところ、

事情は、以下のようであった。



警察の募集から面接までのあまりの悠長さに、

採用予定者は、すでに新たな職を得、警察の採用をけったのだった。



そこで、

次点であった庭師が、

繰り上げ採用になったというわけである。



それでも、採用は採用である。



庭師の就職浪人は、

丸一年にしてようやくピリオドを打つことになった。





長かった……。






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