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どうして結婚?
2012/07/04(Wed)
キム・ヒョンヒに似た女性オフィサーが淡々とした口調で聞いてきた。

「どうして、ご主人と結婚したんですか?」



えっ!?

言葉につまった。



わたしが質問を聞きとれなかったものと思ったのだろう。

キム・ヒョンヒに似た女性オフィサーは、



「どうして、ご主人と結婚したんですか?」



ほんの少し声のトーンを上げたものの、

今までと同じ事務的な調子でくり返した。



どうして、結婚したかって……。

よけいなお世話である。

そんなプライベートことを、どうして公のお役所で口にしなければならないのだ。

こっちが聞きたいくらいだ。



キム・ヒョンヒは上目使いでじっとわたしの顔をのぞきこんでいる。

何か答えねば……。

ビザのため、ビザのため……。

ビザがなければ、わたしはこの国から放り出されてしまう。



えっと、ええっーと……。



「そのう、それは、結婚を申し込まれたからで……」



ようやく、あわあわ言葉を吐き出す。



と、



「結婚を申し込まれたからですね」



確認しつつ、キム・ヒョンヒは、さらさらと書類の上にペンを走らせたのだった。







えっ、そんなことまで公文書の記録に残すんですかっ?







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