スポンサーサイト
--/--/--(--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
夫婦となる 
2012/06/29(Fri)
年を越した新年早々、

庭師とわたしは、

きれいなステンドグラスのはまったおもむきのある教会のとなりに

こじんまりと隠れるように建っているレジストリーオフィスで結婚した。



庭師は筋金入りの無神論者であり、

ドラキュラと同じくらい教会を毛嫌いしていたのだ。



それに、

大学は出たけれど、

まだ定職にもついていない庭師には、

それ相応のお金がかかる教会で式を挙げるたくわえなどどこにもなかったのである。



レジストリーオフィスでの式は、

五分かそこらで終わり、

あとは、立会人とともに書類にサインをするだけであった。



あっけなかった。



けれども、

その日夫になった人の指が、

わたしの指に結婚指輪をはめるときの

真摯さを代弁するかのように震えてしっとりと汗ばんでいる

いたいけな温もりは一生忘れないであろう。



わたしのウエディングドレスは、

ごく普通の白いスーツであり、

ヴェールもなかった。

花婿のスーツは留守の兄からの無断借用であった。



けれども、

ブーケだけは、

種々の花々がこんもりと組まれたくすだまのようにみごとな生花だった。



可憐な花々の匂いをまとって、わたしたちは夫婦となった。






Index(目次)






夢実現へ
1日1クリックのご支援をお願いします!

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
イギリス情報ランキング

もしお急ぎでなかったら、こちらにも……。
ペコリッ!


人気ブログランキングへ









スポンサーサイト
この記事のURL | まさかの国際結婚 | ▲ top
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。